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(モノローグ・バイエルン)ノブレス・オブリージュ ぱーと3

 吾輩はレスタ・フォン・バイエルン🧔🏻 伝統ある貴族家の領主である。

 何とか屋敷の敷地外に出ることができた我輩は、冒険者ギルド⚔に顔を出し迷惑をかけた冒険者たちに謝罪をした。

 当然謝罪するだけでは足りない。お金💰も支払った。

 次はケイゴオクダだ。彼には我輩自身の命を救われているし、多くの冒険者の命🏥を救った功績がある。

 金貨500枚分💰の働きはしているだろう。

 我輩は護衛兵のドニーと一緒にケイゴオクダの家を訪ねた。


 む。何かとてつもなく良い匂いがするぞ。まあ、それはさておき。

 我輩はケイゴオクダに頭を下げた。謝罪をした。

 しかし、ケイゴオクダは言葉が通じないらしく、不可解な表情をしている。

 我輩はドニーに合図をして、金貨500枚が入った金貨袋💰をケイゴオクダに手渡した。

 そして、何度も何度も頭を下げた。

 金貨を数え上げたケイゴオクダはにこりと笑い、我輩を気遣って左手で握手を求めてきた。よかった……。

 そして、我輩はケイゴオクダから木製のテーブルに座るよう促された。何だろう?

 するとケイゴオクダは、とても香ばしい匂いを放つ料理🍖と酒🍷を目の前に並べてくれた。


 パク……。ドドーン⚡! 我輩の背後に雷が轟いたのだった。

 こ、これはイカンぞ!!

 芳醇な味わいが口いっぱいに広がった。これは一体何なのだ、酒が止まらない。ドニーの分の皿もテーブルに並んだ。

 我輩はドニーを見て、皿をよこせと血走った目でアイコンタクトをしたが、ドニーは皿に目が釘付けで気がつかない。

 無理やり奪うのも以前の我輩に戻るようで嫌だし、ここは我慢だ。



 そして我らは、そのままケイゴオクダの家で宴会をすることになったのだった。

 本当に酒が進んで仕方がない。クンセイという料理らしい。本当に素晴らしい料理だ。

 また先ほどから、食欲のそそる匂いを発していて気にはなっていたが、何かの肉の丸焼きのようなものをケイゴオクダが切り分けてくれた。


 パク……。

 ドドーン⚡!

 再び我輩の背後に雷⚡が轟いた。


 この料理は一体何なのだ! 深みとコク、そしてなんとジューシーな味わい🍖か!!

 イカンぞ! これでは酒🍷が本当に止まらないではないか!!

 きっとケイゴオクダは優秀なヒーラーであると同時に魔法使いか何かなのだろう。

 でなければ貴族の我輩が味わったことも無いような料理を作れるわけがないであろう。

 我輩はすっかりケイゴオクダの料理の虜💕になっていた。


 そしてドニーと馬鹿騒ぎをしていたら、いつの間にか我輩の記憶は途中から消失していたのだった。

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 みなさんこんにちは! 

 今回のお話は貴族のバイエルン様が更生し、ケイゴの家で初宴会をした際のバイエルン様視点でのお話となります。色々と描写をWEBオリジナル版ということでリライトしてみました。

 作品を書くモチベーションになりますので、本作を読んで応援したいと思った方は、お気に入り登録、評価、応援コメントをよろしくお願いいたします。

 また、紙の書籍版を購入していただくのが一番の応援になりますので、そちらも何卒よろしくお願いいたします。

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