161章 温泉撮影にやってきた
お風呂撮影をするために、幟湯温泉にやってきた。
ミサキの自宅から、幟湯温泉までは片道で7時間。大量のカロリーをチャージして、どうにかたどり着くことができた。
幟湯温泉に使用される、お湯のphは7。完全なる中性だ。
中性の温泉に入るのは、アヤメの肌を痛めないため。オイリー肌の女性は、酸性、アルカリ性のどちらのお湯であっても、肌にマイナスになる。肌を見せる職業の女性にとって、致命傷になりかねない。
「ミサキちゃん、今日はよろしく」
「アヤメちゃんと仕事をするのは、今回で3回目だね」
「ミサキちゃんと仕事できて、とっても楽しいよ」
アヤメは服を脱ぐと、裸があらわになった。あまりにもまぶしくて、直視することはできなかった。
「ミサキちゃん、目をそらさなくてもいいよ」
アヤメは白いタオルを、体に巻いていく。とっても柔らかそうなタオルは、肌を優しく包み込んでいるように感じられた。
「ミサキちゃん、水着に着替えよう」
「そうだね」
ミサキは服を脱いだあと、水着を着用する。移動中に食べ過ぎたからか、胸、腰などを締め付けられていると感じた。