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第7話 何故か? 鋼の甲冑を身に纏う女性の介護を始めます(4)

 だからさ、先程僕が救助した海外の女性──。

 そう、何故か? 僕達日本人のようにスラリスラリ、ペラペラと日本語で『ううう~』と唸り声……。



 それも? かなり身体の方が衰弱している。しているのだろうと思われる? 苦痛な唸り声を漏らす女性に対して僕は、何の飲料水を購入したらいいのだろうか? 思案を始めている。と、いうよりも? している僕なのだよ。

 だから僕は己の目の前にある自動販売機を見詰め、睨みながら。仁王立ち。

『う~ん、う~ん』と、唸り声を、僕自身も漏らしながら思案をしている最中なのだよ。と、言って。このまま僕自身も自動販売機を見詰めながら思案を続けている訳にはいかない。いかないからね。

 だってさ? この自動販売機から少し離れた場所──。

 僕が農協の購買部の所長さんに使用をさせてもらい物品販売をおこなった。

 だから片づけをおこなっていた場所に彼女──。

 そう、何故か、意味不明に洋式の甲冑を身に纏う外国、金髪の女性が横になり。未だ彼女の口から。

「ううう~」と唸り声が漏れている。している状態だから。早く彼女の許へと戻ってあげ。衰弱し、自身の身体が冷えていると思われる彼女に、日本の男性は凄い。優しい。大変に良い人だと。日本人として恥じない行為。

 そう、衰弱している外国産まれの彼女に対して悪意無く。人道的に介護してあげないといけないと思う僕は、「これでいいか~?」と、独り言を漏らしながら。

 自身の目の前にある自動販売機のボタン、スイッチを『プチ』と押すのだ。

 すると? 『ドン』と、大きな音を立て、自動販売機の取り出し口に商品が落ちてきたのが、僕の目で確認がとれたのだった。


 ◇◇◇◇◇

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