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ランシアたちがふたたび世間話をする

と、ガードルが暗い表情をして、重た

そうに口を開いた。

(ところでランシア様、今日の惑星会議

の議題ですが)

ランシアも緊張した声で言う。

(ハイ、議題についてですね、正直、な

にを話そうかまだ迷っています)

ザードルはいっこうをみて、ため息を

つきながら言った。

ザンガが暗い表情をする。

(今回の惑星会議、残念ですがあのグロ

ーデングの戦闘の投入へ参加させるの

をランシア様に許していただきたいの

です。

それを聞いたいちどうはみな驚いた。

エルバはため息をつきながら言った。

(なるほど、やはりあのグローデングの

戦闘への投入ですか、やむおえないで

すな)

ランシアは顔を青ざめて言う。

(グローデング、あのグローデングを今

回の戦いに投入せよと言うんですか、

ザードルどの)

ザードルは苦しい顔をしながら言う。

(ハイ、いまだもって敵の戦力がわかり

ません、もしもの場合を考えてグロー

デングを戦闘に投入するように配置し

ておいた方がよいでしような)

ランシアは激怒しながら言う。

(たしかに、たしかに敵の戦力はわかり

ませんが、しかし、ザードルどの、あ

のグローデングを戦闘に投入すればど

うなるのかは貴方もわかってるはずで

す)

しかし、ザードルは冷静に言う。

(たしかに、グローデングを戦闘に投入

すれば、最悪死ぬでしよう、しかしラ

ンシア様、この戦いはこの宇宙をかけ

た戦争ですぞ、私とてこんな選択はし

たくはありませんが、もしもこの戦い

に負けるようなことにでもなったらど

う責任をとればよろしいのか)

ランシアは息がつまりながら

(そっ、それは)と言って黙った。重たい

空気のなか黙っていたグラウザが口を

出した。

(たしかに、グローデングに乗れば最悪

死ぬことになるでしょう、しかし、世

界中の兵士たちはそんなに心が弱くは

ありますまい、ランシア様、私からも

お願いいたします、グローデングの封

印を解除する許可をください。この戦

い断じて負けるわけにはまいりません)

と悲しい顔をしながら言う。

ランシアは10分くらい考えてから言っ

たが、まさか、グローデングのパイロ

ットの一人として正式にグラウザが任

命されてるとはこの時、思っても見な

かった。

(わかりました、グローデングの戦闘へ

の投入を許します)

ランシアは一生後悔するはめになっ

た。

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