よろこびにつつまれて (外部サイトで読む

宮沢弘/PsychoHazard

 資源とエネルギーの供給に困難を抱えるようになった時代、最適化システムの導入により、資源とエネルギーの最適な配分を試みようとした。だが、それのみならず、人間も同じく資源でありエネルギーであるとされ、最適化の対象となっていた。祖母から託された、全てとも言えるような知識が納められたキューブから、その全てを学ぼうとしている者がいた。その者に接触する二人。その社会は最適化システムがもたらしたものではなく、統括者システムが、あるいは少なくともその両方がもたらしたものだった。その者に接触した二人は、最適化システムの証人として、また統括者システムの証人として、その者に答える資格があると証言する。最適化システムと統括者システムはその者に、未来を選ぶよう求める。その者は、人間にとって最悪の言葉で答えた。

  • 重要なフレーズ

    重要なフレーズ

    統括者システム
    最適化システム
    エネルギー
    資源
    証人
    よろこび
    キューブ
    配分
    全て
    二人
    人間
    祖母
    供給
    導入
    資格
    両方
    知識
    対象
    未来
    社会

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