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ようすけは思った。

(何でこんな風になったんだろう、俺は

ただ、楽しく登校したかっただけなの

に・・・・・・)

ようすけはもう一度だけゆきのほうを

みた。

ゆきと目があった。ゆきはどきどきし

ながらようすけを避けるように前を向

いた。

ようすけは

(ああ、なるほどな・・・・・でも、俺はみや

したさんが好きだ、よし)

と思うと授業に集中した。

2人ともこのままでは誤解して距離が離

れそうになっていた。

放課後ようすけはもう一度ゆきに会い

に行く。

ゆきは一人でご飯を食べようとしてい

た。

ようすけが近づいてくる。

ようすけがゆきのそばに来ると照れな

がら言う。

(あっ、あのさ、みやしたさん、今日は

天気がすごくいいからさ、俺と屋上で

一緒に食べないかな)

ゆきは動揺して声が出なかった。

ゆきが黙っていると、ようすけは話を

変えた。

(そうだ、みやしたさん、この間拾った

可愛い子犬どうなった)

ゆきは子犬の話をされて緊張を解い

た。

(うん、あのね、お母さんに飼うこと認

められたよ)

ようすけは笑いながら言う。

(そうか、よかったね、みやしたさん、

これであの子も幸せになったね)

二人が幸せそうな会話をしていると、

それを善きと思わない女性のグループ

があった。

えもとかなえ、こがわみか、そして密

かにようすけのことが好きなくもとあ

ゆみら三人組はゆきとようすけを見て

言う。

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