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ここは大英帝国、アン女王の逝去によりドイツからやってきた
ハノーファ朝の支配する。7つの海の支配者の大英帝国である。
植民地からの大量に安く流入する物資で、急激に工業化が進み
世界で唯一、産業革命を起こした超大国である。

首都ロンドンから紡績の都市マンチェスターへ続く主要路は
この季節には珍しく、雪にもならず、かといって雨ともいえない
すさまじい勢いで降り続くもので覆われていた。

道路は降り続くものでぬかるみ、路行くものすべてが足を取られ、
ゆったりとした勢いで動いていた。背中に荷物を背負い何かに打たれながら、
ゆっくりと歩く農民、荷馬車に油を塗った麻の布をかけて、商品の
綿製品を首都ロンドンまで運んでいく行商人、多くの荷物を載せた馬車は
ぬかるみにはまり立ち往生していた。

そんな中、時折鳴り響く雷鳴が、王侯が乗るような豪華に仕立てられ、
磨き上げられた馬車を光に包み、輝かせていた。

誰が乗っているのかは窺い知れないが、装飾過剰ともいえるその馬車は
4頭だてであり、馬も筋骨隆々とした4歳から5歳の牡馬だ。
ただ、その馬車は、周囲のぬかるみやゆったりと流れる人々を
無視するように、猛然と、信じられない速度で走っていた。

「くそやろう、あぶねえだろ。」粗忽な農民の一人が怒りに身を任せて、
もっているたまねぎを馬車の窓に投げつけた。

どんっ、鈍く大きな音がする、窓に何かがぶつかったのだろう、
彼は少し気はとられたが、また思考に没頭し始めた。

首都ロンドンを出発したのは3日前であり、本来はもうとっくに
到着していなければならない。主人のハッペンハイム卿からの厳命であり、
是非も無かった。何の具体的な内容もなく、ただ、「行け。」と言われたのだ。

しかし、一昨日の夜から降り出し、あたりを漂う、これによって
到着は当初の予定を大幅に遅れていた。

「せめて、こんな豪華な馬車でなければ、気も楽だったのだが。」
彼はそういうと深くため息をついた。

ふかふかの高級なソファーのようなすわり心地、壁には銀の柱と
絹のカーテン、窓はガラス張りだ。室内も暖かい。
乗客は自分ひとり、
誰も見ていないので、道中は寝ていた。
体は軽く元気なのだが、心は重い。

ハノーファ朝の大英帝国を、実質的に支配し統治している、
彼の主人、ホーフユーゲン(宮廷ユダヤ人)モーセス・オッペンハイムですら、
その言葉に責任をもてないが故の処置、待ち合わせの人物はさぞかし
大物だろう。こんな馬車を用意するくらいだ。
言外に、「時間を守れ。」との含みだろう。
まだ少年とも言える年齢ではあるが、かなり頭が回るだけに
その意味が理解できてつらい。

窓の外を見ていると、急速に景色が移り変わる。
御者も理解しているのか、すさまじい速度だ。
「誰かをひき殺してなどしていないだろうか。」
本気で心配だ。
もっとも農民や商人をひき殺したところで、彼を処罰など
出来はしないだろうが。轢き殺した相手が「騎士。」であっても
「乗っていたのは別人だ。」と言う主張が100%まかり通るだろう。
そういった意味では安全である。

やがて、馬車は速度を落としていた。
「ふぅ、やっと都市部に入ったか。」彼は半日の遅れを
なんと言い訳すれば言いか考えあぐねていた。

やがてマンチェスターの街並みが見えてきた。
古代ローマのように、下水道が整備されていないため
街の住民たちはトイレの中身を路に向かって毎日投げつける。
そのため道路は汚物であふれており普段から鼻のひん曲がりそうな
悪臭が漂っている。こんな路を歩くなど真っ平ごめんだ。

この街は大英帝国の中央よりやや南西に所在があり、植民地から
大量に運ばれてくる、綿花から大規模な工場で布製品にすることで
栄えている。作り出された布生地から様々な服、帽子、ズボンやチョッキ
などが職人の手により作られていた。そのため、かなり供給過剰であり
綿製品の販売価格は非常に低く抑えられていた。

ゆえに商人たちは、ここで綿製品を買い入れ、ヨーロッパ大陸全土に
せっせと海を渡って、商品を運び利益を出していた。
と言えば聞こえはいいが、「ヨーロッパ大陸全土の布製品が暴落し
諸列強が大損害を受けている。」と言うのが正しいのだろうか。
布製品と関係の無い職業の人々は安くなって大喜びだろう。
まあ、それも彼らにとっては 「明日はわが身」であるのだが。
商品が下がれば通貨は上がる。
買うためにはポンドが必要だが、売って手に入るのはポンド以外だ。
当然ポンドの価値が上がる。というのが、ハッペンハイム銀行の方針だ。
もっとも、真の目的は他にあるのだが、守秘義務があるので
若輩の私が話すことは、今は出来ない。残念だが。

大英帝国、特に我々にとって最も怖いのが、実力行使、軍事力だ。
いくら金を貸そうが、彼らの通貨が下がろうが、戦争に負ければ終りだ。
だが、7つの海を支配する世界一の大帝国は、四方を海に囲まれている。
陸上戦力による侵略は不可能であり、世界最強の海軍である
ロイヤルネイビーを撃破できる存在など、どこにもいない。
幸い、ユダヤコミュニティーのヒューミント(人的諜報)は史上最強、
死角はない。

ハッペンハイム家の使用人である彼は、懐から懐中時計を取り出し、
時間を見るのだった。すでに10時間以上遅れている計算になる。
ふと、馬車の窓から外を見ると、働いている工場から我が家に帰る途中の
薄汚い格好をした、労働者階級の人間が急ぎ足で歩く姿が見られた。

紳士の一人が傘をさしながら、懐中時計を見るとまた歩き出した。
「ふう、こんなものが無ければ、ちょっとは言い訳できるんだけどね。」
ハッペンハイムの使用人はそう独り言を言うと、懐中時計をじっと見つめた。
元々、大航海時代に正確な経度を測るために開発競争をしていたのが、
時計の由来で、「国王の身代金」と同額の賞金がかけられていた。
もっともいまは、大量生産され、工場での労働管理に使われているが。

彼は、おおよその自身の役割は推測していた。
最後の英国王室、アン女王が逝去なされたあと、跡継ぎがいなかったため
いざこざはあったが、これを継承したのがドイツから来たドイツ人
ジョージ1世、そして2代目ドイツ人ジョージ2世、皇帝であるのに
「イングリッシュ」がまったく話せない、ドイツに居住御希望されるのだ。
当然、英語が話せるドイツ人はいる、だが「イングリッシュ」は、
「ポテト」が大嫌いだ。なぜか、英国に在住のユダヤ人が宮廷を支配し
ハノーファ御付のハッペンハイム卿の自由にできる国となってしまった。

それに猛攻撃したのが清教徒オリヴァー・クロムウェルの最大の支援者で
ヴァチカンのスパイ、トーリー党のハンタギュー公爵家と
実質的にアン女王を殺した故オックスフォード卿と
僭王チャーリーの残り香であるジャコバイトだ。
残党はブルボン・カトリックと結託し、テロリズムをしている状態であった。

10月末に先王ジョージ2世が崩御し、じきに戴冠式が行われる。
いままでどおり、大英帝国の皇帝陛下が、ハッペンハイムの
傀儡人形であればよいのだが、次の皇帝は不運か必然か、
「イングリッシュ」が堪能であらせられる。
ユダヤ人を嫌悪されているご様子、不幸なことだ。

ハッペンハイムとその取り巻きのユダヤ人は排斥されつつあり
かつての初代首相ロバート・ウォルポールの盟友で
12支族の族長の家系、ギデオン男爵でさえ
謁見を拒否される有様だ。

おそらく彼の役割は 「案内役」だ。賓客の接待だろう。
外交使節が戴冠式にお祝いに来るのに「会わない」ということは
大英帝国の次期皇帝でも、出来ないだろう。
ハッペンハイム銀行の現当主モーセス・ハッペンハイム卿から
直接指名され、接待を任された。そういうことだろう。
その賓客は名前も不明、どこから来るどのような人物か、
まったく知らされていない。そこが不安だ。

ハッペンハイム銀行で、重役である彼が選ばれると言うこと
その年齢を考えれば、賓客の年齢は「ティーンエイジャー」
だろう。

「子供、か。」

濃い霧の漂う、
今日、この日は、
1760年 12月 25日。
先王の喪の明けぬままの聖夜であった。

接待人 ハイヤーハムシェルを乗せた豪華な馬車はスラムを抜け
治安が悪く、住む家がなく働くこともない犯罪者の巣窟
そこさえも天国と思えるだろう、
マンチェスターの中心部を抜け、薄暗く、陰鬱な雰囲気の漂う
ユダヤ人の住む場所に到着した。
たいていの人々は、ここをユダヤ人街などではなく
「ゲットー」と呼ぶ。

ここよりこの物語は始まる。


ユダヤ人、そう呼ばれる彼らは、後述する十字軍以降、蔑まれ、
社会の最底辺であった。彼らの生命はゴミと同価値であり、
日々、物を乞い、ゴミを漁って暮らしていた。
大英帝国の人々は、まるで流行り病を見るように
それを見ていた。

ユダヤ人は、古代オリエントに居住していたとされる。
その後、大離散ディアスポラにより各地に散ったとされる。
もともと、イスラエル周辺に残留した、肌が褐色でアラム種の
ミズラヒムのユダヤ人、肌が褐色でアラム種だが、
移住し、イスラム圏に住居を構え、
権勢と膨大な財力を誇るスファルディムのユダヤ人。
そして、当時、由来のわからなかった。
肌が白く、ゲルマン系のアシュケナジムのユダヤ人だ。

風の噂に聞くところによるとアシュケナジムは巨大な2つの国にはさまれ
その2カ国のどちらかの宗教に帰属するように求められた、
ハザールと言う国が、国民全員をユダヤ教に改宗させてしまった。
結局彼らの国は滅亡し、ヨーロッパ全土に貧しい難民として押し寄せ、
その最下辺として定着した。

田畑を耕して作物を得ること、牛や羊を飼うこと、
槌を振るい金属を加工すること、糸を紡ぐこと、布を織ること
木を切ること、商品を売ること、商品を運ぶこと、すべてが禁止された。
ゲットーに住む売春婦や物乞いは、アシュケナジムのユダヤ人である。

イスラム圏に居住するスファラディムのユダヤ人は現地の言葉とラディノ語を
使用している。アシュケナジムのユダヤ人はイディッシュ語を使用しており、
当然会話は通じない。しかし、一部のアシュケナジムのユダヤ人は、
トーラーやミシュネー、ハーラート、タルムードを介し、ヘブライ語を学ぶため
ラビやインテリは共通の言語として、ヘブライ語を使用した。

この物語の主人公 ハイヤーハムシェル・バウアー、正しくは、
田舎者のハイヤーハムシェル、若しくは、単に、ハイヤーハムシェルであろう。
現在のドイツ、ヘッセン・カッセル領のフランクフルト・アムメインに生まれた。
白人種であり、身長は当時の男性にしては高く、176cm、体重は73kg。
好きなものは種無しパンで、嫌いなのは肉だ。趣味は古銭収集。
兄と弟が故郷におり、仕送りをしている。

8歳のとき、父親の勧めで、ハノーファのハッペンハイム銀行に仕え、
臆病でありながらも聡明であり、何よりも慎重であった。
ハッペンハイム家をして、その天凛を覗き見ることができた。その才能を買われ、
ハッペンハイムの本拠地、大英帝国へ来たのは12歳のときだ。
正直、英語は話せるが、ドイツ訛りがあり、滑舌とは言いがたかった。

ハノーファ家はドイツの地方領主であった、その財産管理を任されて、
側近として実務を行っていたのが、ハッペンハイム家である。
大英帝国の血縁ではあるが、単なる田舎貴族だ。
だが、アン女王の逝去により大英帝国の王冠を戴くようになった。
即位したジョージ一世は英語が話せず、宮廷ユダヤ人として同行した、
ハッペンハイムが大英帝国のユダヤ人を使い政治経済を動かしていた。
それはジョージ2世の時代も同じだった。

ハイヤーハムシェルは自身が組織に「高く」、いや、「非常に高く」
評価されているのは知っていた。
マンチェスターでの取引の多くを占める綿製品のほとんどを
任されていると言って良い。
15歳にして経営中枢に入り、
貴族であるキデオン卿や大商人ホォーバーグ卿とも会えるほどだ。

ハイヤーハムシェルはハッペンハイム卿の指示した通り、
マンチェスターのゲットーへとやってきた。

建物に入ると最前列の木製の椅子に、何かがいた。

「やぁ、ハイヤーハムシェル。時間に遅れるとは契約に従順な
ユダヤ人にしては珍しいな。早朝から待っていて日暮れ前だ。
尤もその分、多くの時間を神への祈りに捧げられたがね。」

「感謝しとるよ。」

黒服の男性は、粗雑で硬い椅子に長時間座っていたためか、
少し体が痛いそぶりを見せながら、ゆっくりと立ち上がった。

少し、歩み寄り3mほどまで近づいたとき、
ハイヤーハムシェルは腰を深く折り、頭を下げた。

「真に申し訳ありません。馬車が遅れてしまいました。」
ハイヤーハムシェルは素直に謝罪した。本当に申し訳ない。
待っていたのが、かなり高齢の方であり、真っ暗闇で
一人で半日待っていたことを考えれば、当然の感情だ。
暗がりに目が慣れると、ラビだとわかった。

「いったい、なぜ私はここに呼び出されたのでしょうか?」
大体、接待役についてだろうとは想像できたが、
直接、言葉として聞くことは大切だ。推測は時として
致命的なミスを生む。だから、「私は聡明だ、推察できる。」
などと言う態度は微塵を見せず、尋ねてみた。

すると、老人は高価そうな装飾された箱の封印を解き、蝋で閉じた
一枚の手紙を手渡してきた。
それを読んだときの衝撃を隠せた自信は無かった。
「ナスィ」とはヘブライ語で、「トップ」の意味だ。
シメオン族のトップは族長、イスラエル王国のトップは当然、「国王」
天地万物のトップは「神」である。色々な意味のある言葉ではあるが、
ここでの、「ナスィ」はある一族のことだろう。

ネーデルランド独立運動の最大の支援者にして、謀略を仕掛けた人物
「グラツィア・ナスィ」、
オスマンの海賊としてキリスト教徒を討ち破った「ヨセフ・ナスィ」
この2人は「ドナ・ドン」つまり貴族だ。
ヨセフ・ナスィは従妹であるグラツィアの娘を娶った。
つまり現在においても、2千年以上前の古代イスラエル王国の正統王位継承者、
いや、それ以上の意味がある。
神、ヤハウェと十戒を契約した「モーセ」の正統な後継者である。
「ナスィ」とは 神のファミリーネームであり、すなわち、
ブナイブリス(契約の子供達)と言う意味である。
(※契約の息子達と訳すのは、モーセが男性であったため)

「馬鹿な!」
思わず、ハイヤーハムシェルは声を上げていた。
本気でハッペンハイム卿の正気を疑った。
「わ、わたしは 貧しいゲットーの出身です。
乞食の出身と言ってもいい。なぜですか。」

それにラビは答えることは無かった。

「ふむ、専用馬車であったはずだが、さすがにこの豪雨と霧では仕方ないか、
まあ、私を待たせるのは一向に構わんが、王女殿下を待たせたら、
その首を斬られるぞ、物理的な意味でな。」

ハハハ、にこやかに笑い声を上げると、

「冗談だよ、殿下はそれほど狭量ではない。」

そういいながら、老人はこう言葉をつなげた。

「殿下が殺せと命令されれば、いつでも殺すがね。」

これは本気だ。事実に違いない。
正直ボスであるハッペンハイム卿が恨めしい。

「ひとつ聞いてもいいかな、君はその若輩とも言える年齢で、
ハッペンハイム銀行の重要な一翼を担い、ハッペンハイムが
王女殿下の接待役に推薦するほどの人物だ。」

老人はふと目を落とし悲しそうな顔をした。
しかし、その双眸は怒りに満ちているようでもあった。

「半年で、このゲットーの人間が何人殺されたか知っているかな?」

ハイヤーハムシェルは黙して待った。ここで言う言葉など無い。
問いかけでないことは確実だ。これは独白だ。

「120人だ。フランクフルトでは日常だろう。
だがここは我々の地だ。」

「しかも、一般民衆の溜め込んだ宝石を奪っていく。
理由がわからんのだ。
小さな宝石に価値は無い、・・・はずだ。」

老人はそう言うと、ハイヤーハムシェルの言葉を待つように
黙り込んだ。

しばしの沈黙が流れる中、ハイヤーハムシェルの頭は
フル回転しすぎて、パニックになっていた。

先ほどの首と胴が離れると言う脅しにドキドキしながら
様子を伺っていた。ハイヤーハムシェルも実際、
物理的に首を斬られた人間を百や二百では利かない数を見てきた。
その理由は、些細なことも多い。
犯罪はもちろん、居眠りや、失敗、身分の高いものに「態度が悪い」などと
言いがかりをつけられたり、枚挙に暇が無い。
それにこのラビなんだか迫力がある。
いつも行くシナゴーク(ユダヤ礼拝所」)のラビとは
明らかに違う。

落ち着いてきたハイヤーハムシェルは、
これは何か答えなければまずいな、などと頭を回転させる。
しかし、なぜ私にこんな話をするのだろう。まったく意味が無いような気がする。
解決方法がわかるくらいなら、当の昔に進言している。
意を決し、思いつく限りを述べる。

「宝石は、我々ユダヤ人が鑑定しなければ価値がわからず、
盗まれても、奪われても、換金できない。」

「それは貴族であっても同じ、必ずカルテルに見つかるはずです。
ましてや小さな宝石など、貴族が隠れ持つ意味も、買う意味も無い。」

「故に我々は、宝石を主要財産としている。違いますか。
なぜ、そのような質問を。」

またしてもそのラビは答えずにこう言った。

「ふむ、まあ、仕方なかろう。私が言えるのは、
君もここで神と会話して、その言葉に耳を傾ければ、
何かに気がつくかも知れんな。」

「それでは私は帰るとするか。祈りは大切じゃよ。
長く生きたものからの助言じゃ。」

ハハハハハ、そう言うと、わざととわかるくらい、わざとらしく笑いながら
老いたラビは去っていった。

ユダヤ人の祈りの場シナゴーク、水を湛えたミグェを見つめながら
ハイヤーハムシェルは心の中でこう尋ねていた。
「全知の王 ヤハウェよ、あなたは見捨てられた。
全能の神 ナスィよ。驚くべき御業はどこにあるのでしょう。
勇者ギデオンへの奇跡、海を割かつモーセ王の力はどこにあるのでしょう。
シェマー・イスラエール・アドナイ・エロヒム・アドナイ・エカッド。」

しおり