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 そう考えると胸が激しく動揺している。

 ドキン、ドキン、ドキン

 僕の胸の高鳴りが湯船を伝って自分の耳にまで届く……
 なんで、僕は緊張しているんだろう。

 百歩譲って、僕は水谷さんのことを異性として見ている。
 けれど水谷さんは違うだろう?

 なのに、なのにどうして緊張しているんだ僕は。

 僕は、湯船から出るとタオルに石鹸をたっぷりと染み込ませて体を泡だらけにした。

 こんだけ、洗えば十分だろう。

 僕は、シャワーを浴び、体中の泡を落とした。
 その後、シャンプーを少し借り髪を洗う。
 このドキドキを忘れるかのごとく。
 激しく洗った。

 シャンプーが、色んな場所に飛び散ったのでこっそり掃除した。

 僕は、もういちど湯船に浸かり考えた。
 多分じゃない確実に僕は、水谷さんのことを好きになっている。

 どうしてかはわからない。
 だけど、好きなんだ。

 好きになるのに、理由なんていらない。
 好きになってしまったのは、仕方がない。

 僕は、湯船の中に顔をゆっくりと沈めた。

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