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「澪は朝から元気だね」

「うん!
 私、元気!のんき!勇気!
 それが、私だよ!お兄ちゃん!」

 澪は、嬉しそうに今度は瞳の体に飛びついた。

「ちょっと澪ちゃん恥ずかしいって……」

「お姉ちゃんも顔が真っ赤!
 変なの!」

 澪は、本当に元気だな……
 その元気が感染してこっちまで、少し元気になる気がする。

 その日、僕たちは3人で学校に向かった。

 クラスメイトの何人かに挨拶をし、自分の席に向かった。

 水谷さんは、まだ学校に来ていないみたい。

 HRが始まっても、水谷さんが学校に来ることはなかった。

 僕は、意味もなく机に体をべったりとつけた。

 確かに眠い。

 だけど、水谷さんのことが気になって眠れなかった。
 そして、授業も耳に入らないまま昼休みがやってきた。

 部室に行こう。

 今日は、みさき先輩来てるかな?

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