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僕は、歯を磨くと顔を洗いそして学校に向かった。
「でさ、どっちが先に誘ったの?」
「僕だよ」
「へぇー。
真白も少しは大人になったって事だね?
お姉ちゃん、ちょっと寂しいなぁ」
「寂しいって?
瞳は、彼氏作らないの?」
「私は、いいんだー
真白が、誰かと結婚するまで彼氏は作らない」
「どうして?」
「だって、真白は私がいないと何もできないじゃん」
「そんな事ないよー
料理だって一通り出来るし」
「朝起きれないしー
掃除も出来ないしー
洗濯も出来ない」
「で、出来るよ」
「じゃ、今度やってよー」
「面倒臭いからヤダ……」