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「土曜日って……?
 仮にデートに誘うにしてもいきなりすぎない?
 逢って間もないんだよ」

「だから、いいんじゃない。
 引っ越してきたばかりでこの辺のこと知らないだろうから案内するって感じでさ、いっちゃいなよ♪」

「そんなアホみたいなこと行ってないで、学校に行こう……」

 僕は、そう言ってテレビの電源を切った。

「アホなことって言うなー」

 瞳は、そう言うと僕に飛びついて来た。

「こ、こら…」

「えへへ…
 おんぶ」

「今日は、なんかテンション高いぞ?」

「なんか今日は、良い事がある気がするのー」

 僕は、そのまま玄関を出た。
 瞳を背負ったまま……

「戸締りよし。
 瞳、鍵はきちんと持ったか?」

「持ってるよー」

 そう言って瞳は、俺に鍵を見せた。

「よし!じゃ!学校に行こうか」

「うん」

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