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k-65

 翌日、そのまま鍛冶小屋に泊まっていったマルゴとジュノが、まだ起きてこないのを横目に、俺はいつもの家畜の世話と、朝食の支度、鍛錬を行う。

 朝飯の匂いにつられて、起きてくる二人。何勝手に食おうとしてるんだ。自分の分は自分で用意しやがれ。全く自由な奴らである。

 今日は何をしようか。まずはアンクルスネアの補充である。大蛇に大分破壊されたからな。

 その後は、森に採集にでも行くか。いや、こいつらがいるからそっちが先か。

 俺は、マルゴとジュノに森への採集に付き合えとジェスチャーで伝えると「オーケー」の返事が返ってきた。

 想定される出現モンスターの対処方法、連携方法を地面に木の棒で絵を書いて入念に打ち合わせをした。


 10:00
 三人で森へ。アッシュも一緒だ。早速コボルト、ヘルハウンドに遭遇する。

 アッシュが敵に気がつくのが一番はやく、うなり声で警告してくれるので助かる。

 マルゴ、ジュノが前衛、俺は後衛でドヌール毒矢を放ち仕留めた。コカトリスも出現した。

 今度は石化耐性スキルのある俺が前衛で、フォートレスを使いながら、タンクをしつつ、ヘルファイアソードで火炎放射攻撃。コカトリスが石化攻撃をしてきた。

 あわ立つ肌。パキパキパキパキ……。

 ひいいいいいいい。

 ゆっくりであるが確実に石化が進行する。俺は、急いでパルナ解毒ポーションをあおる。

 俺が注意を引き付けているうちに、マルゴとジュノが後ろに回りこんで攻撃を加え何とか倒した。


『個体名:奥田圭吾はLv12→Lv13になりました。体力27→28、魔力16→17、気力20→21、力26→27、知能76→77、器用さ32→33、素早さ26→27。フォートレスLv6、石化耐性Lv4を取得しました』


 久しぶりのレベルアップだ。逃げてばっかりだったからな。


 やはり、コカトリスは一人で倒すのは難しいだろう。俺たちは採集と狩を昼過ぎまで続けた。

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