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第4話 アイカの不満(9)

 他人の目、他の者達、だけではないか?


 今の女王アイカの主である筈の健太──。

 そう、突如異世界から、この辺境な世界、大陸、空き地へと湧き、湧いて。自国領だと主張──。己をこの世界へと召喚、導いた女神とジャポネと言う名の国を勝手に建国──。

 二人は、だけではないか?


 彼と彼女。健太と美と時と戦勝、勝利の女神であるシルフィー二人の一族、眷属──。

 そう、先程、勇敢、威風堂々とした容姿と様子をミノタウロス達へと魅せた。プラウムやサラ。その他の異世界の者達。シルフィーが己の恐ろしい妖力、魔力を使用して、異世界の扉。ゲートを開いて。この世界とは違う世界の異世界人達。ならず者達を『殿~』、『御方~』、『主さま~』、『女王~』、『姫巫女さま~』、『姫さま~』と、心から忠誠、従う者達を引き連れ従えて。

 自分達の国。ジャポネの国の周りに点在する。数ある集合集落を覇道──。武と力、異世界の武器、兵器を使用して蹂躙、従え。大国へと急成長したジャポネ女王シルフィーの主でもある。

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