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第2話 僕の嫁はオークの酋長!(5)

「うぅん。そんなことはないよ。アイカさん。君が僕のことを可笑しい者だ。と、思う方が正常であり。当たり前のことだと僕は思うからね」と。

 健太は女王アイカの嘲笑い。苦笑しながらの問いかけに対して己の方が可笑しいとお妃さま。女王アイカへと説明をする。

 だから彼のお妃さまは、不快、不審のある強張った表情から、本来の美しい緑の肌色を持つ、アマゾネスの種族。オークの美しい姫巫女へと変化をするのだ。

 彼女? エルフやダークエルフも女性達にも劣らないほど大きな笹耳をピクピクと可愛く。御機嫌麗しく動かしながら。

「そうだろう?」と。

 女王アイカの若き王であり。象牙色した美しい肌を持つ、少女のような王子さまへと、自分の方が正しいだろうと簡易的に呟く。

 それを聞いた女王アイカの王子さまは、

「ん? でもね? アイカさん?」と。

 少々不満のある声色で言葉を返す、だけではない。

 此の国の男王となった健太には、彼女を守る義務と責任がある。

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