レディ・チャンドラーは悪女であった (外部サイトで読む

「月あたり金貨10枚で弟子にしてあげる。私の仕事を手伝えば、気弱なままでも断る術を身につけることができるわよ」

 前妻の娘である姉を追い出し、伯爵家の後継者となった愛人の娘。
 ものの価値もわからぬ宝石大好きな浪費家。
 男を手玉にとる悪女。
 事実「有」根の噂により、可憐な見た目にもかかわらず婚約者のいないアイリーン・チャンドラー。

 幼い頃に親戚の少女に怪我をさせてしまい、責任をとる形で婚約を結んだ帝国一の富豪セオドア。
 婚約者に振り回され続け、心身共に疲弊しきっていたセオドアは、とある夜会で噂の悪女に「金貨30枚であなたを自由にしてあげる」と持ちかけられる。

 噂は事実なのに行動をともにするにつれ、セオドアはアイリーンが悪女だとは思えなくなる。
 ざまぁ請負人のような悪縁切りを副業とするアイリーン。裕福な伯爵家の愛娘が金稼ぎに勤しむ理由とは――?

 黒で始まり、どす黒く終わる。稀代の悪女の物語。

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