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第2話ガチオタキモニート、ギャルに会う

突っ込んできた自転車で見事に
俺の菅田将暉は汚れてしまった。

まるで野良犬のように汚いタイヤの後が
模様のようについてしまっている。

これでも菅田将暉は、俺の菅田将暉を着こなすんだろうな。
着こなすからこそ菅田将暉なんだろうな。
とか考えていた。


「ちょ!めっちゃごめん!大丈夫?!」
ギャルは、ちびまる子ちゃんでよく見る、
落ち込んだときに頭の後ろに出る青い3本線みたいなのが見えた。

もちろん気のせいだ。

「あ、えっと、はい」

俺の目は泳いだ。
何故ならギャルは
パラレル加工かよと言わんばかりのキラキラと輝く金髪ロング、30デニール程の黒タイツにタイトスカート。

ギャルなのにダウンジャケットの肩を落とさずちゃんと着ている。

顔はすごく白かった。表現は悪いが新鮮なイカくらい白い。
目は大きく、長いまつ毛。
綺麗な鼻筋。
鼻先は寒さで少し赤くなっている。

「泥ついちゃったね…ごめんね!」
そう言うと、なにが入るんだ。というくらい小さい鞄から
柔軟剤のいい匂いがするタオルで泥を拭いてくれた。

「ありがとうございます…」


「ほっんとごめん!お詫びしたいけど
今日はちょっと急いでて…!
LINE教えて!時間が合う時お詫びがしたい…!」
まつ毛を湿らせ、今にも泣き出しそうなくらいに、オロオロした顔で言っていた。


女子のLINEなんて人生で初めてすぎた俺は
半勃起寸前のチンコを、父と母のまぐわいを想像して鎮めた。

「わ、わかった…」

「これ私のIDだから後で追加しておいて!
じゃ!急いでるから!」

そう言ってギャルはカバンから取り出した
スーパーのチラシの裏にIDを書いて
ボロボロのママチャリに跨って消えていった。


貰った紙を見つめながら
地面にお尻がついたままの俺は数秒固まった。

「いや、チラシかよ…!」
とか本人が消えてからツッコミをしてみた。

そこに書いてあったIDを俺はすぐに検索した。

名前はリリカというらしい。
何よりもトップ画が素晴らしい。
ノーマルフィルターで撮られたものなのだが
すごく良い。
ピッタリのニットから主張の強いおっぱいが弾けそうになっている。


おれはこの日初めて授業をサボった。
そしてその足でドンキに行って
TENGAを買ってすぐに帰宅した。






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