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6月某日、梅雨なのによく晴れたある日――。一人のウェディングドレス姿の花嫁が、新宿の結婚式場で式を挙げようとしていた。
彼女の名前は篠沢(しのざわ)絢乃(あやの)。19歳の若さで大財閥〈篠沢グループ〉の会長を務めている。そして、彼女が結婚する相手は桐島(きりしま)貢(みつぐ)。絢乃より8歳年上で、会長付秘書を務めている青年で、彼女の初恋の相手でもある。
彼女は控室で、桐島との出会いから結婚に至るまでの経緯を思い返していた。
二人の出会いは20ヶ月前の秋。財閥の前会長だった絢乃の父、源一の誕生日パーティーの席でだった。この時すでに体調に異常をきたしていた絢乃の父のことを心配し、病院での受診を提案したのが当時総務課の平社員だった桐島なのだ。
彼のおかげで、父が末期ガンで闘病ののち逝去するまでの3ヶ月間を有意義に過ごすことができたと、絢乃は感謝していた。
父亡きあと、遺言で会長に就任することになった絢乃は、葬儀の日に送迎を担当した桐島に「自分に会長が務まるのか」と弱音を吐く。そんな彼女を支えるべく、桐島は「自分が秘書になります」と宣言。会長選任の取締役会でひと悶着あったものの、絢乃の母で篠沢家当主の加奈子が会長代行を務めることで承認を得、無事に絢乃が会長に就任した。
会長に就任したあとの絢乃はまだ現役の高校生だったこともあり、慌ただしい二足のワラジ生活を送っていた。桐島はそんな彼女を献身的に支え、送迎まで買って出る。
絢乃はいつしか、彼の存在に安心感を抱くようになるけれど、それが何という感情からくるものなのか分からなかった。
友人の中川(なかがわ)里歩(りほ)の指摘で、絢乃は初めて知った。それが恋なのだと――。
そして、絢乃は桐島の兄・悠(ひさし)の登場により、桐島もまた、自分に対して特別な想いを抱いていることを知り――。
高校卒業後、会長職に専念することにした絢乃は、恋人となった桐島との結婚願望を抱くけれど、彼はなかなかプロポーズしてくれず――?0クル
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15年ぶりに再会した二人
彼は、大企業の御曹司!?
目を見張るほどのイケメンで大金持ち、それでいて甘えん坊
大人になった可南子と想太
可南子が上司の想太の教育係に??
切ない愛の時間と運命が、ふたたび動きはじめた…
「想ちゃんがいないと生きていけないって、絶対言わせてやるからな」
0クル
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伯爵令嬢のリンダは侯爵令息であるヘンリーと婚約している。
家同士で決められたものとはいえ、それなりに仲良くしていたのに、彼には他に恋人がいた。その恋人テレーゼにも婚約者がいるというのに。二人して内緒の恋愛を楽しんでいるようだ。
リンダに恋人の存在がばれたヘンリーは「家のことがあるから君と結婚はするよ。でも結婚相手以外と恋愛を楽しんでもいいだろ?」と開き直る。
そうですか。私を都合のいい女扱いするというのですね。
怒りと復讐に燃えるリンダに「その話、俺にも一口のらせてくれ」と声をかけてきたのはテレーゼの婚約者のアレックス。
元々幼馴染同士の二人はお互いの婚約者を精神的に社会的に抹殺しそれでいて円満に(?)婚約破棄をするという同盟を結ぶこととなった。1クル
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だけどなぜか、ヤンデレ王子が追いかけてきます。
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「国王の命におき、ローザンナ・レーヴライン公爵令嬢と王子ティアルトとの婚約破棄を宣言する」
(はい!もちろん喜んで!)
婚約破棄を言い渡されているローザンナは、なぜかウキウキしていた。
実はローザンナの人生はこれで四度目。過去三度とも王子ティアルトとの子を身籠ったが、最期は何故か「愛してる」と言われながらティアルトにより殺される人生を送っていた。勿論、お腹の子と共に。他の人と結婚しても、結局その運命を変えることはできなかった。
だから今度こそは!と運命を回避するために、早々と婚約破棄をして修道院に入ろうとした、が上手く行かない。
そしてようやく婚約破棄に漕ぎ着け、ウキウキで修道院に向かったが……結局ティアルトが先回りして連れ戻されてしまった。
果たしてローザンナは、ヤンデレ王子から逃げ切ることができるのか?!3クル
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俺は、休日出勤、残業、会社に泊まるなんて当たり前、そんな真っ黒な会社で働いている。普通の人なら即退社しているとことだろうが俺には新しく会社を見つける気力がないため今のところ辞めるつもりは無い。
だが俺の悩みの種はもう1つある。それはある後輩の存在だ。俺にグイグイ迫ってくるが俺的にはそんな事してる暇あるなら仕事しろとしか思わない。学生の頃だったら喜んで付き合っていただろう。だがもう社会人だ。今は仕事の事しか考えられん!
「センパイ!この会社は全然ブラック企業じゃないですよ?なんてったって私がいますからね!辛くなったら私が癒してあげます!」
「余計なお世話だ」
「あと、私オフィスラブってすごい憧れてるんですよね!センパイ!どうです?優良物件だと思いませんか?」
「いいから仕事しようか、今日も泊まりになっちゃうから」
これは全力で迫ってくる有能後輩ちゃんと嫌でも仕事のことを優先して考えてしまう先輩のブラックオフィスラブコメディである。0クル
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良家のご子息・ご令嬢である司郎(しろう)と立華(りつか)の二人は、親の決めた婚約者同士であり、その仲は決して良好とは言えなかった。キツイ性格で可愛いげのない立華に、嫌気が差し婚約解消まで考えていた司郎はある日、珍品収集家である父から一冊の『日記』をもらう。それは表紙に名前を書いた人の本音が、日記形式で見れるという不思議な代物だった。半信半疑で立華の名前を書けば、そこに現れたのは――――。
ちょっぴり奇妙なすれ違い系ラブコメディ。7クル
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