経典 第7巻 1章 1節「太陽を喰らった漆黒の守護竜」

星月 猫

──はるか昔、その星(セカイ)には“月”と呼ばれるモノが存在しなかった。

昼は太陽が赤々と地上を照らし、夜は頼りない星明かりと闇が支配する。
そんな星(セカイ)で、人々は穏やかに暮らしていた。


しかし、そんな日々は唐突に破られる。


恵をもたらすはずの太陽が……夜を喰らったのだ。


生き物が堕ち、大地は焼け、海は干上がった。

こうして、この星(セカイ)は緩やかに、しかし確実に死に絶える……はずだった。


闇の消えた星(セカイ)に、黒より暗い漆黒の鱗が舞うまでは。



──これは神話に語られる物語と、たったふたりだけの記憶に残った物語である。



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表紙イラスト

夏雲
https://www.pixiv.net/users/67852331

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AI分析による作品総評

ツギクルくんから

2023/06/01 22:10:12

いつもWEBコンテンツポータル「ツギクル」をご利用いただき、ありがとうございます。
ファンタジーブレインで分析した結果、ファンタジーとの相性は391aiと判定されました。
ファンタジー作品の中でも珍しい設定がたくさんありますね。
読みやすい作品だと思います。
全体の印象からすると、歴史・時代の要素も多くみられますので、登録ジャンルを変更してみても良いかもしれません。
適度な割合で用語を用いてしっかりとした文章構造になっている作品ですね。
全体的に見るとひらがな表記を使用する頻度を調整すると違った見え方になるかもしれません。

楽しい仕掛けたっぷりの作品で、大満足でした。
ファンタジーならではの分析結果を是非、小説執筆の参考にしてみてください。これからもツギクルをよろしくお願いします!
今後も引き続き魅力にあふれた作品を楽しみにしております!

基本情報
構成要素分析と相性診断
ファンタジー
  • 文章の読みやすさ

    読みやすい読みにくい

    • 一文の平均文長

      6文字

      一文が短いかな

    • 平均句読点間隔

      15文字

      ちょうどいいね

    • 改行までの文字数

      5文字

      改行までの文章が少し短いかな

    • 名詞の出現率

      33.59

      名詞が多いかな

    • 動詞の出現率

      8.03

      動詞が少ないかな

    • 接続詞の出現率

      0.4527

      ちょうどいいね

    • 受動態の出現率

      0.6173

      ちょうどいいね

  • 文章の傾向

    硬い軟らかい

    • ひらがな出現率

      26.22

      ひらがなが少ないかな

    • 特殊語の出現率

      11.69

      記号などが少ないかな

    • 地の文とセリフの割合

      10:0

      セリフが少ないかな

    • 空行率

      0.00

      空行が少ないかな

  • 文章の構造

    複雑シンプル

    • 異なり形態素比率

      72

      標準的な表現力だね

    • 単語の重複率

      21.45

      もう少し多くの単語を使ってほしいかな