第三十四話 睦事
ラインハルトとナナイは宿屋の二階の部屋に入る。
二人とも身に付けている装備を外し、肌着になる。
肌着姿のラインハルトがベッドに腰掛けると、ナナイはその膝の上に座り、ラインハルトに甘える。
ナナイは、肌着を脱ぐと、ラインハルトの首に腕を回してキスする。
ナナイの更に一回り大きくなった胸が顕になる。
「久しぶりね。二人で宿屋に泊まるなんて」
「皇宮に移ってから、初めての外泊だな」
ラインハルトは、肌着を脱ぐと、ナナイをベッドに寝かせて上から覆い被さるように抱き、キスしながら、ナナイの胸を揉む。
「・・・んんっ」
ナナイは、敏感に反応する。
「・・・張っているね。君は子供を産んでもプロポーションが崩れないうえ、ますます色気が増してる」
そう言うと、ラインハルトはナナイの胸を口で吸う。
「・・・あっ」
ナナイはピクンと動く。
ラインハルトの口の中にナナイの母乳が滴る。
「ふふ。ジークのよ。あんまり飲んじゃダメ」
「こんなに胸が張っているのに？」
ラインハルトに母性をくすぐられたナナイは、微笑みながら自分の胸を吸い、母乳を飲むラインハルトの頭を撫でる。
「・・・もう」
ラインハルトは、ナナイの下着を脱がせる。
顕になったナナイの秘所は、既に透明な体液が溢れて内側から捲れるように開き、内側の綺麗なパールピンクの粘膜がヒクヒク動き、ラインハルトを誘っていた。
「まだ何もしていないのに」
ラインハルトの言葉にナナイは少し恥じらう。
「貴方に抱かれただけで、こうなるの」
ラインハルトが、ナナイの秘所を口で吸うと、押し寄せる快感からナナイは体を反らせて喘ぎ始める。
「くふっ・・・あっ・・・ああっ」
ラインハルトの前戯にナナイの体は全身汗ばみ、顔だけでなく、耳や首、胸まで紅潮させて快感に酔う。
ラインハルトは下着を脱ぎ、赤黒くなってヘソまでそそり勃つ自分の男性器をナナイの秘所に押し当てる。
「良い？
ラインハルトの言葉にナナイは無言で頷く。
ラインハルトは、正常位で男性器をゆっくりとナナイの秘所に挿入すると、動き始める。
「がぅ・・・わ・・・はっ」
ナナイは、秘所の内側を何度も鰓の張った男性器に捲られる快感から、無意識にラインハルトの背中に爪を立て、喘ぎ続ける。
「ああっ・・・はあっ・・・あああっ」
ラインハルトが動く度に、ナナイの秘所から大量の白濁した体液が溢れ出し、それはシーツまで滴り落ちる。
しばらく動き続けると、次第にラインハルトの息遣いは荒くなり、ナナイを突き上げる動きも早くなる。
ナナイの秘所から溢れ出て滴り落ちる白濁した体液が淫靡な音を立てる。
程なくラインハルトは、ナナイの胎内に子種を注ぎ込む。
「ふっ・・・うっ・・・ううっ」
ナナイは、注ぎ込まれたラインハルトの子種が子宮の入り口に当たり、胎内に溜まっていく快感に顔を歪める。
ナナイにとって、性的絶頂でもある、快感と至福の瞬間であった。
ラインハルトは、射精の後、一息つくと、男性器を挿入したまま、ナナイの左足を持ち上げて自分の左側に持っていき、汗ばんでぐったりと横たわるナナイの傍らに添い寝する。
ラインハルトは、ナナイの後ろから首筋にキスすると、両手で胸を揉みしだき、再び腰を動かし始める。
「ああっ・・・あん・・・もぅ」
ナナイは、再び押し寄せる快楽に顔を歪めながら、甘えるように喘ぐ。
「激しいのね。・・・二人目がデキちゃうかもよ？」
「フフ。君との子供なら、何人居てもいいさ」
ナナイの喜ばしい悩みは、ラインハルトが絶倫だということであった。
