288章 システム発動
浴室の安全管理システムが作動する。
「入浴者が眠ろうとしているので、お湯を抜きます」
ハルキの様子を確認するために、浴室に向かった。
「ハルキさん・・・・・・」
ハルキは睡魔に襲われたのか、大きな欠伸を繰り返す。
「アカネさん、強烈な睡魔に襲われました」
「ハルキさん、体は問題ない?」
「はい。問題ありません」
ハルキは寒いのか、くしゃみをする。
「お湯がなくなったので、少し寒いです」
大きな欠伸をするたびに、お湯は抜けることになる。ハルキがゆったりと入るのは、難しい状況といえる。
「ハルキさん、シャワーで体を洗おう」
「はい。そうします」
ハルキはシャワーを手に取った。アカネはその様子を確認すると、浴室をあとにする。