243章 幽霊退治終了
幽霊退治は40日ほどで終了した。当初の予定は500日なので、460日も短縮したことになる。
幽霊退治に貢献したのは、幽霊の場所を感知する機械である。これがなかったら、500日くらいを要しただろう。
除霊能力もスピードに貢献した。除霊能力が付与されていなければ、どうなっていたのかはわからない。
「予定よりも早く仕事を終えていただいて、ありがとうございました。特別報酬として、1000兆ゴ
ールドを差し上げます。生活のプラスにしてください」
280時間の労働で、2000兆ゴールド。時給換算にすると、7.1兆ゴールドとなる。超能力を必要とするとはいっても、時給の桁が狂っている。現実世界でこれだけのお金をもらえたら、1時間だけ仕事をして、残りの人生をゆったりと過ごす。
「アカネさんの仕事に感心しました。機会があったときは、仕事を依頼させていただきたいと思います」
今回の報酬だけで、200年はゆったりと暮らせる。50年くらいは仕事をせず、まったりとしたスローライフを送れるといいな。
「私は失礼します」
テオスは頭を下げると、目の前からいなくなった。