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  • 殿下、真実の愛を見つけられたのはお互い様ですわ!吸血鬼の私は番いを見つけましたので全力で堕としにかかりますから悪しからず

    蓮恭

    「アドリエンヌ嬢、どうか……どうか愚息を見捨てないでくださらんか?」

     ここガンブラン王国の国王は、その痩せた身体を何とか折り曲げて目の前に腰掛ける華奢な令嬢に向かい懸命に哀訴していた。

    「国王陛下、私は真実の愛を見つけてしまったのです。それに、王太子殿下も時を同じくして真実の愛を見つけたそうですわ。まさに奇跡でしょう。こんなに喜ばしいことはございません。ですから、そのように国王陛下が心を痛める必要はありませんのよ。」

     美しい銀糸のような艶やかな髪は令嬢が首を傾げたことでサラリと揺れ、希少なルビーの様な深い紅の瞳は細められていた。

    「い、いや……。そういうことではなくてだな……。アドリエンヌ嬢にはこの国の王太子妃になっていただくつもりで儂は……。」

     国王は痩せこけた身体を震わせ、撫でつけた白髪は苦労が滲み出ていた。
     そのような国王の悲哀の帯びた表情にも、アドリエンヌは突き放すような言葉を返した。

    「国王陛下、それはいけませんわ。だって、王太子殿下がそれをお望みではありませんもの。殿下はネリー・ド・ブリアリ伯爵令嬢との真実の愛に目覚められ、私との婚約破棄を宣言されましたわ。しかも、国王陛下の生誕記念パーティーで沢山の貴族たちが集まる中で。もはやこれは覆すことのできない事実ですのよ。」
    「王太子にはきつく言い聞かせる。どうか見捨てないでくれ。」

     もっと早くこの国王が息子の育て方の間違いに気づくことができていれば、このような事にはならなかったかも知れない。
     しかし、もうその後悔も後の祭りなのだ。

     王太子から婚約破棄された吸血鬼の侯爵令嬢が、時を同じくして番い(つがい)を見つけて全力で堕としていくお話。 

    101クル

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  • たる

    異種族間結婚は当たり前な世の中。そんな世の中でも化物と言われる侯爵様。それが私のお見合い相手。
    主人公がそこそこ淡白で酷いです。
    3話+侯爵様視点3話で終わります。

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    (0)

    舞台
    異世界
    主人公の性別
    その他の要素
    ほのぼの
    年の差
    異種恋愛
  • 茂栖もす

    私、シンシア・カミュレは、つい先日失恋をした。…………しかも、相手には『え?俺たち付き合ってたの!?』と言われる始末。

    もうイケメンなんて大っ嫌いっ。こうなったら山に籠ってひっそり生きてやるっ。

    そんな自暴自棄になっていた私に母は言った。『山に籠るより、働いてくれ』と。そして私は言い返した『ここに採用されなかったら、山に引き籠ってやるっ』と。

    …………その結果、私は採用されてしまった。

    ちなみに私が働く職場は、街の外れにある謎の軍事施設。しかも何故か司令官様の秘書ときたもんだ。

    そんな謎の司令官様は、これまた謎だけれど私をガンガン口説いてくる。



    いやいやいやいや。私、もうイケメンの言うことなんて何一つ信じませんから!!

    3クル

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    (1)

    時代
    中世
    舞台
    異世界
    主人公の性別
    主人公の年齢
    10代
    主要登場人物の属性
    美形
    軍隊
    その他の要素
    ラブコメ
    じれじれ
    年の差
    偏愛・執着
    レイティング
    R15
  • 白いフクロウ

    北きつね


     最後の時を迎える少女。最後に、少女は何を望むのだろうか?

     終末医療を行う病院。
     彼の使者として、フクロウが彼女のところに来る。

     毎夜繰り返させる出来事は、痛み止めにうなされた彼女の夢なのか、それとも、フクロウが見せている幻惑なのか?
     彼女は最後に向けて、日々を戦っている。

    0クル

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    (0)

    時代
    現代
    舞台
    日本
    主人公の性別
    主人公の年齢
    10代
    主要登場人物の属性
    大学生
    その他の要素
    悲恋
    ヒューマンドラマ
    シリアス
    アンハッピーエンド
  • 屋上に始まり、終わるセカイ

    野良ガエル


     小説において、主人公は自らが主人公であることを知らず、ヒロインは自らがヒロインであることを知らない。
     しかし、彼らは違う。

     舞台は屋上。
     孤独な昼休みという、白川徹にとって大切な時間ををぶち壊した藤倉巴は、こう告げた。

    「トオル君、君は【小説の主人公】に選ばれてしまったんだよ! そしてこの私は【ヒロイン】に選ばれた――――よろしくどうぞ」
      
     彼らは自分たちが小説の登場人物であると知っている。ただし彼らは、どうしようもないほど普通の人間である。ここは現実。ここには異能力も異世界も、唐突に始まる自己紹介なんかも存在しない。

    「この物語は君と、この私と、昼休みの屋上の物語だ」

     ヒロインが言った通りに切り取られる物語。
     唐突なメタ発言から始まる、とりとめのないメタ会話劇。
     突如電波系と化した自称ヒロインに付き合わされる、他称主人公。
     物語の最後に、彼が至る答えとは。

     物語。それは連続した現実の途中に過ぎない。
     この話は、屋上に始まり屋上に終わったひとつのセカイの記録であり、少し読者に不親切な小説である。

     読みえた後に去来するものはカタルシスか? それとも肩透かしか。

     ――――貴方の想像力は、きっと揺れる。

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    (0)

    時代
    現代
    舞台
    日本
    主人公の性別
    その他の要素
    非ハーレム
    ラブコメ
    コメディ
    シリアス
  • 異世界パン屋~赤眼の少女と機械仕掛けのパン職人~

    どるき

    目の前に迫る濁流とそれに流される大きな丸太。
    死を覚悟したわたしが目を覚ますと、そこは現代よりもちょっとだけ未来な異世界にあるジャポネという国だった。

    右も左もわからないわたしを助けてくれた謎の青年ヨハネの家に住まわせてもらうことにしたわたしは、彼のパン職人としての腕前に惚れ込んで、一緒にパン屋をやろうと提案する。

    わたしだって元の世界ではパン屋の見習いなんだから、彼の協力があればできらぁ!
    根拠の無い自信を女のカンで押し通して、わたしはヨハネの尻を叩く。
    そんなわたしたちを待ち構える数々の困難を乗り越える度、わたしたちは性急ながらもゆっくりと男女の仲を深めていく。

    わたしの名前は天音ミレッタ。
    相棒で
    頼りにしていて
    大切な人で
    そして未来の旦那様なヨハネは
    実は百年以上前に作られたオートマタン。

    これは生身のわたしと機械の彼が、パン屋を通じて気持ちを深め合う過程の物語。
    すべてが終わって元の世界に帰ったわたしは、綴られたこの物語を友達に聞かせようと思う(ただの惚気)

    2クル

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