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ローアル王国の王子は「天使」だと絶賛されている。人形のように整った顔立ちと、民衆に寄り添うような笑顔。
妹のシャロンは幼い頃から、そんな兄を見て育ってきた。
「王女」としての振る舞いを求められる一方で、兄が自由に馬に乗ったり、剣術を習っているのが羨ましいと思っていた。女性にしては背が高いこともコンプレックスだったシャロンは、いつも「弟」だったら良かったのにと思っていた。
そうすれば、あのお方ともっと親しくなれたかもしれないのに。
兄の婚約発表を兼ねた晩餐会、義姉の勧めもあって渋々ドレスアップすることになったシャロン。
いくらお酒が入っているからといって、あのお方が「君と結婚したい」なんて言うなんて。
少し前に私のことを"弟にしか見えない"と言ったくせに……!
挙句に「君はどこのお嬢さんかな? 」なんて聞く始末……もしかして、別人だと思ってる!?
※ 『その恋は解釈違いにつき、お断りします〜推しの王子が私に求婚!? 貴方にはもっと相応しいお方がいます!〜』の、登場人物のお話です。どちらかだけでもお楽しみいただけると思いますが、そちらも読んで頂けたら嬉しいです。
※アルファポリス、小説家になろうにも掲載しています。2クル
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『なぁ、お前。結婚しないか?』
童貞ラブコメ作家こと八雲晴は、彼女いない歴=人生を送っていた。そんなある日、友人の慎から出会い系アプリをお勧めされる。
仕方なく登録した出会い系アプリを通じて出会ったのは――黒髪の美女、美月。
お淑やかで礼儀正しくて家事万能とハイスペックな美月だが、その実態はなんと現役の女子高校生だった⁉
一度は美月との関係を断ち切ろうとした晴だったが、彼女のハイスペックさにラノベ作家の悪知恵が発揮してしまう。
それは、なんとも警察案系すれすれな提案だった。
「お前、俺と結婚しないか」
二人はそのまま結婚……ではなく、同棲生活を始めていく。
『「ご飯、一緒に食べようと思って」
「なんで」
「そっちの方が貴方を知れると思って」
「そんなことする必要あるのか」
「ありますよ。これから一緒に住むのに、何も知らないままではどうやって生活すればいいか困りますから」
「勝手にやっていい、って言っただろ」
「それでも、です。思えば私、貴方から食の好みを聞いてませんでしたから」』
初めはぎこちない晴と美月も、二人の時間を過ごしていく内に変化が起こり始めていく。
「俺はべつに、あいつに好意は抱いているが愛情は持っていない」
「私は、晴さんになら人生をあげてもいいと思っています」
それまで小説を書くことばかりだった晴は、美月の優しさに惹かれていって。
美月はぶっきらぼうで執筆バカな晴に恋心を抱いてしまう。
出会い系アプリから始まった二人の結婚生活は、それまでの日常を大切な一時に変えていく。
ライトノベル作家×女子高校が描く日常系ハートフルラブコメ――開幕!!
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国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC”
謎多き噂の飛び交う外資系一流企業 日本内外のイケメンエリートが 集まる男のみの会社
唯一の女子、受付兼秘書係が定年退職となり 女子社員募集要項がネットを賑わした
1名の採用に300人以上が殺到する
松村舞衣(24歳)
友達につき合って応募しただけなのに 何故かその超難関を突破する
凪さん、映司さん、謙人さん、 トオルさん、ジャスティン イケメンでエリートで華麗なる超一流の人々
でも、なんか、なんだか、息苦しい~~
イケメンエリート軍団の鳥かごの中に 私、飼われてしまったみたい…
「俺がお前に極上の恋愛を教えてやる 他の奴とか? そんなの無視すればいいんだよ」
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金の生る木。お菓子の生る木。
そんなものが現実に在れば苦労はしない。
--でももし、それが実る木があったとしたら?
小日向は社会人六年目にして、彼氏も好きな人もいない。
もちろん結婚はしたいし恋愛もしたいけれど、相手が居ないのだからしょうがないじゃないか。そう言い訳をして、仕事帰りにちょくちょく飲み会に行く。
彼女がそんな風に代わり映えの無い日常を送っていた、ある夜の事だった。
小日向は飲み会からの帰り道、ある無人売店で奇妙な植木鉢を購入する。
その植木鉢には植物は何も植わっておらず、ただタグだけが突き刺さっていた。
『愛の成る木』。そう書かれたタグの意味するところは何なのか。
恋人なぞいようはずもない彼女に、果たして彼氏は出来るのか。
そして、『愛の成る木』の正体とは?
恋に昇進に、ちょっとほろ苦い大人な恋愛。
小日向と鉢植え植物の送る、今までと少しだけ違う日常をどうかのほほんとお楽しみください。
小説家になろう にて投稿しています。0クル
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伯爵令嬢アメリアの人生は散々なものだ。
両親はアメリアに興味がなく、母親は男と家を出ていった。父である伯爵はアメリアの母が出ていくと、すぐに浮気相手を後妻を迎えた。
新しい母親にはアメリアと同い年のカタリナという娘がいて、カタリナは何でも「欲しい、欲しい」とアメリアのものを奪ってしまう。
悲惨な幼少期を終える頃には、アメリアは声を失っていた。機能的には問題ないものの、精神的なもので出なくなったのだ。
そんなアメリアの様子を、私はアメリアの中からずっと見ていた。 何度も助けようとした。
アメリアの中にいるのだから、つらい時は交代をしたいと願った。
けれど、それも叶わない。
だが、転機が訪れる。アメリアは聖女の力に目覚めたのだ。第二王子ミュゲルと婚約をし、やっとアメリアが幸せになれる。
そう思ったのに、今度はカタリナが城へとやって来るように。
そして、カタリナは窓からアメリアを突き落とした。
「バイバイ、お姉様。ミュゲル様とは、私が代わりに結婚してあげるからね」
そう言って、笑いながら……。0クル
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