銀河太平記 (外部サイトで読む

武者走走九郎or大橋むつお

 いまから二百年の未来。
 前世紀から移住の始まった火星は地球のしがらみから離れようとしていた。火星の中緯度カルディア平原の大半を領域とする扶桑公国は国民の大半が日本からの移民で構成されていて、臣籍降下した扶桑宮が征夷大将軍として幕府を開いていた。
 その扶桑幕府も代を重ねて五代目になろうとしている。
 折しも地球では二千年紀に入って三度目のグローバリズムが破綻して、東アジア発の動乱期に入ろうとしている。
 火星と地球を舞台として、銀河規模の争乱の時代が始まろうとしている。

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