異世界でもギターしかなかった

bbbcat

佐倉幸は音楽の才能以外全くの0と言ってよい高校2年生。

壮絶なイジメの中、唯一の救いがギターを弾く事であった。

ひょんな事から、ライブハウスでライブを行う事になった幸は、沢山の人の前でギターを奏でることで、地獄の日々によって忘れさせられていた、"楽しいの気持ち"、「笑顔」を思い出す。

ライブもたけなわ。
真っ白スポットライトの光に包まれて最高潮の時、幸は気付けば見知らぬ転生の間に移動していた。

転生の女神が告げたのは、
「転生ボーナスなるものがあり、それは己の能力を全て10倍にする」と言うもの。

ほとんどの能力が0の幸に、10をかけても、0は0のままである。

女神は最後に言う。
「成しなさい。」

そんなふうにして幸は転移の地、"シンフォニア"に飛ばされるのであった。

頼れるものは身につけていたギターのみ。

ここから佐倉幸の「音楽で突き進む冒険活劇」が始まる!!

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