神獣の花嫁〜かの者に捧ぐ〜 (外部サイトで読む

一茅 苑呼


❖中世の日本を思わせる異世界を舞台にした和風ファンタジー❖

     ◆◆◆◆◆

素肌を伝う舌。触れる唇と吐息。
「お前を癒やせるのは私しかいない」
美しき獣が放つ低い声音。
「赦せ……」
乞う必要のない赦し。
受けるは、穢れなき、この身──だから、私が選ばれた?

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