精霊王、オルフェンによって作られたこの世界では、誰もが精霊の加護を授かり、その力で生活を豊かにしていた。
どんな者でも、加護を授からない者はいないはずだった。ただ、一人の男を除いては。
父は英雄と呼ばれるギルド長。妹は精霊に嫁ぐ名誉を賜った乙女。その息子であるディアンは、誰からも嗤われる落ちこぼれ。
騎士になるように言われ続け、努力し、それでも実力は伴わず。『精霊の花嫁』になるのだからと甘やかされる妹の態度に不安を募らせ、苦言すれば父に怒られる日々。
本当にこのままでいいのかと葛藤するディアンはある日、父によって自分の成績が改ざんされていた事を知ってしまう。全てはディアンを騎士にするためだったと叱りつけ、部屋に閉じ込められた彼は家を出ることを決意する。その晩、街を抜け出した先で魔物に襲われた彼を助けたのは、不審点しかない男と一匹の狼だった。
これは、他者の欲望に振り回され続けていた青年と、そんな青年と共に旅を続けることになったおっさんが結ばれるまでの物語である。
※ゆるっとした設定 ※現在18時で自動投稿設定中 ※攻めが出てくるのは30話ぐらいから
※NL的描写が時折ありますがBLです
※小説家になろう・ソナーズにも掲載予定
1/8 タイトル変更しました(旧題:精霊の花嫁)
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- 緑青丘
- 主人公が理不尽な環境でも、自分が悪いと努力を忘れない天使で涙が。
助けてくれた旅の道連れ(自称おっさんいえいえ、カッコいいです!)と毛並みから光が、目から知性が溢れてそうな犬(っぽい)連れと聖地を目指す旅もワクワク。
彼らに出会ってから、どんどん自分を出せそうになってきて嬉しさが止まりません!◯◯したいってもっと言って良い、カモン!
- 2022年03月28日 01:55
1件
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