聖剣に選ばれて勇者にさせられたけど、必要とされていないので仕えません! (外部サイトで読む

石藤 真悟

 プライスは国境付近の街の宿屋で頭を抱えていた。

 一緒に旅をしている幼馴染の女勇者アザレンカが、イーグリット王国に伝わる火の聖剣を抜ける気配が無かったからだ。
 ある日、まさか……この国の聖剣、錆びついてるんじゃ……? と疑ったプライスは、軽い気持ちで聖剣を抜こうとする。

 すると、聖剣はあっさりと抜けてしまう。
 聖剣を抜けるかどうかの確認もせずに何故王家はアザレンカを勇者に選んだのか?

 そして先代勇者が裏では、名家の貴族のエリート達を差し置いてプライスに聖剣を託すことを決めていたのか?
 
 様々な疑問を抱えながら、二人はこの国の問題を解決し、この国の闇も知っていくのだった。

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