結城直蔭、人呼んで「陰キャ」。学生時代、そして社会人になってからもその不名誉な称号は無くならず。
努力をしても報われず、陽キャ共が何もせずに人生を謳歌しているのを見るだけの生活。
そんなとき、突然別世界に飛ばされた!
これで陰キャともおさらば……とはいかず。
「勇者様、どうかこの国をお救いください!」
「いや、勇者なんて書いてないんですが」
他に召喚された高校生4人は皆勇者。でも自分だけは勇者ではなく、ただ《陰》という言葉が付いている。
しかもスキルはないので良いところなし!
それでも努力して、実力を付けました……と思ったら、異世界で出来た初めての友人と共にお目付役に裏切られ、モンスター討伐中に命を落としてしまう。
「こんな目に遭わせたクソ野郎共! 呪われろ!」
そう思っていたら何故か生きていて、しかも魔剣には友人の意識があって……?
直蔭は新たに「ネロ」と名乗って生きていく。
そうしていくうちに、自分の本当の力と、世界の秘密に触れる事になる。
その時彼はどうするのか?
「いや、陰ながら無双できればいいのさ……なんて、な」
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