本物の方の勇者様が捨てられていたので私が貰ってもいいですか? (外部サイトで読む)
前世でプレイしていたゲームの世界に転生し、私はハーフエルフのマリアベルになった。
ゲームの知識を生かし、高ランクの冒険者として不自由のない暮らしをしていたある日、異世界からやって来た二人の少年の存在を知る。
彼らは勇者候補として修業を受け始めるが、周囲が期待しているのは真面目に修業をしない見目麗しい金髪の少年だった。
だがマリアベルの目にはどう見てももう一人の黒髪の少年の方こそ勇者であるように見えた。
しばらくすると黒髪の少年は金髪の少年と彼を勇者だと認める者達に「お前が勇者のはずがない」と嘲笑われながら捨てられてしまう。
見てろよ、絶対後悔させてやるからな! ……と誓ったのはそれまでは完全部外者のマリアベルで――。
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