竹割るごとくに忘れゆけ (外部サイトで読む

春都成

「この保健センターにはね、エネルギーチャージ、っていう機械があるの。それがこれね。このヘッドホンみたいなのを付けて、あのボタンを押すと、脳に電流が流れてね。働きすぎで疲れて、うつ病になった人でも、このエネルギーチャージを使えば、一瞬で身体的にもメンタル的にも元気になれるって機械よ」

「え……そこまでしなければならないほど、ここの人たちは、疲れ切っているんですか……?」

「私も正直、この機械が導入された時は、この世界終わってんじゃないのか、って思った。そこまでして――命脅かすほどまでして働かせたいのか、ってね。でも、もうだいぶ浸透してきてしまった」

「――こんな機械、無くても済むような世の中ならいいんだけどね」

 かぐや姫の子孫、かぐや月夜が、かぐや家として、1000年ぶりに、地球留学にやってきた。

 月夜は竹やぶの中に居たが、そこで出会った男性にキュン死し、気が付けば、大学の保健センターに。

 そこには、「エネルギーチャージ」という機械があり、仕事に疲れた人はそこで疲労回復をして働いていた。その光景に、月夜はぞっとする。

 竹やぶで出会った男性は、大学の哲学科の教員、雨晴で、月夜は、彼のお手伝いをしながら、保健センター職員の榊の家で暮らし、地球留学を続ける。

 そんな中で、月夜は、雨晴の仕事がどんどん忙しくなる様子を見て、悲しくなる。
 そして、この現状をどうにかしようと、とある考えから行動を起こそうとするが……?

 働き過ぎの世の中に対し、かぐや姫の子孫が月から警鐘を鳴らす作品。

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