フルンディル王国戦記 (外部サイトで読む

島津恭介

 フルンディル王国。それは、この大陸の南半分を占める大国である。
 その北方を支配する大貴族ウィンニール公の息子イーヴァルと、王国の王女アシュリンは結婚の約束をした仲である。
 王国の未来のために祝福された婚約であったが、その二人の前に大きな障害が立ちはだかっていた。

 大陸の北の果てから押し寄せる熊のように巨大な獣人。
 王女の命を狙う暗殺者。
 若い二人の前に、過酷な運命が降りかかる──。

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