初恋はクラーケン (外部サイトで読む)
むかし、昔、あるところに。一人の美しい娘がおりました。
その髪は艶やかに波打つ朝焼けの金。
その肌は象牙のようになめらかで、透き通るような柔らかさ。
いにしえの聖女のようなかぐわしき顔を飾るのは、鮮やかに青い海生石そのものの瞳。
高貴な姫に勝るとも劣らない美しい娘に、街中の男達がぼうっと見とれ求婚しますが、彼女はどんなにすばらしい偉丈夫でも首を横に振るばかり。
それもそのはず、彼女には幼い頃から心に決めたものが居たのです。
ただし、この街のものではなく、人ですらない。
彼女が恋したのは、海底都市を守護する海の化け物。クラーケンだったのでした。
小説を読む(外部サイトで読む)
評価と感想
ログインすると作品の評価や感想の書き込みができるようになります。新規会員登録(無料)はこちら。
作品を評価する
星を選択して「評価する」ボタンを押してください。評価後、「評価を取り消す」ボタンを押せば評価を取り消すことが可能です。
感想を書く
感想を500文字以内で入力してください。入力した内容は作者の承認後、感想欄に表示されます。
通報をする
読者への感謝の気持ち