シケモク (外部サイトで読む

にびの

初恋の人の、幽霊に出会った。
学生時代の先輩にした初恋を引きずっている花屋の店員・三宮やらかは、新たな恋を求めながらも踏み出せず、煙草と酒を舐め、ときどき先輩がしたためた小説を繰る日々を送っていた。
そんなある日、やらかは馴染みのバーで先輩の甥である年下の青年、飛鳥恒星と出会い、一夜を共にしてしまう。翌朝目覚めたやらかが目にしたのは、パソコンに向き合いひたすらに文字を打ち込む恒星の姿。そしてその画面に映っていたのはやらかがよく知った文体だった——。

「やらか先輩。あなたの目の前にいる人間は、あなたの先輩のゴーストライターなんですよ」

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