亡国の聖女は氷帝に溺愛される (外部サイトで読む

北畠逢希

「──お前が国を滅ぼした聖女か?」
少女が目を醒ましたのは、氷帝と呼ばれている冷酷無慈悲な男・ヴィルジールの治める帝国だった。記憶をなくし、力もなくした少女に、彼は問いかける。お前が国を滅ぼした聖女か、と。
彼に冷たく接される少女だったが、竜に襲われた彼の命を救ったことで、少しずつ距離が近づいていく。しかし少女はその魂に宿命を、ヴィルジールはその血に使命を持っていた。
これは、全てを失った少女と、不器用な皇帝の恋物語。

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