〈Case1〉
六角銀行横浜支店で強盗殺人事件が発生し、2人組の強盗犯が逃走。警察に捕まらずうまく逃げきれたかと思いきや、強盗犯の片割れの増城哲治はその日の夕方、〝闇探偵〟と名乗る怪しげな人物に強盗犯と見破られ、逃走手段もすべて看破される。一大事となった増城だったが、闇探偵は増城を警察に突き出すことなく、自首だけを勧めて去っていく。翌日、増城の勤める宇佐岡学園で強盗仲間の中添氷太が体育館倉庫でアンモニアガスによる中毒死で亡くなっていた。仲間の死に愕然とする増城に追い討ちをかけるように警察の捜査中になんと、闇探偵と風貌がそっくりな探偵、盾原永海が現れる。どうやら盾原は警察から信頼された名探偵らしく事件の捜査に加わることに。学園内の事件の捜査と平行し、盾原はじわりじわりと増城を強盗殺人の罪状で追い詰めていく。
〈Case2〉
宇佐岡学園の殺人事件から約1週間後、ジュエルライフ横浜で宝石強盗事件が発生。警備員4人が銃で撃たれ、店員1人が死亡。なぜか宝石強盗犯達も謎の爆死を遂げる不可解な事件。4人の警備員が緊急搬送された横浜中央生命病院でまたしても闇探偵が現れ、宝石強盗犯の共犯者3人を追い詰める。だが闇探偵は3人を警察に突き出さないと誓って去っていくと、その日の夜に病院の救急救命士が拳銃の暴発により死亡。暴発事件の捜査に盾原永海も加わり、盾原は殺害トリックと真犯人を見事見抜く。
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