王妃を廃した、その後は…… (外部サイトで読む

かずき りり

私にはもう何もない。何もかもなくなってしまった。
地位や名誉……権力でさえ。
否、最初からそんなものを欲していたわけではないのに……。
望んだものは、ただ一つ。

――あの人からの愛。

ただ、それだけだったというのに……。


「ラウラ! お前を廃妃とする!」

国王陛下であるホセに、いきなり告げられた言葉。
隣には妹のパウラ。
お腹には子どもが居ると言う。


何一つ持たず王城から追い出された私は……
静かな海へと身を沈める。


唯一愛したパウラを王妃の座に座らせたホセは……
そしてパウラは……


最期に笑うのは……?
それとも……救いは誰の手にもないのか

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