桃真伝
時は中世、人々が自然や闇に大いなる畏れを抱いていた時代。禁域と呼ばれる未開の地には、人知の及ばぬ妖や怪物が棲んでいた。
ある日、ひとりの陰陽師がお告げに従い、禁域の奥深くへと足を踏み入れる。目的は、ある特別な赤子を外の世界へ連れ出すこと。かろうじて成功したものの、彼は獰猛な化物によって深手を負ってしまう。
森の川辺で倒れた陰陽師を見つけたのは、近くの村の老齢の猟師であった。猟師の孫娘の看病により一命を取り留めた陰陽師は、やがてその家で赤子と共に暮らすこととなる。
だが、禁域から連れ出された赤子はやはり普通の人間とは違っていた。成長するにつれ見せ始めた不思議な力の片鱗を、陰陽師は隠し通すよう諭す。そうして周囲との違いに思い悩みながら、赤子は少しずつ成長していった。
そんな折、村外れの一軒の家に大きな白羽の矢が立つ。それは禁域に棲む猿神という恐ろしい化物の手によって放たれたもの。幼子を生け贄に捧げる残酷な儀式の始まりを告げる合図であった。
目次
其の一
其の二
其の三
其の四
其の五
其の六
其の七
- 01 恐れていた事態
- 更新日:2025年12月16日
- 02 鬼の行方
- 更新日:2025年12月17日
- 03 打ちひしがれた男
- 更新日:2025年12月18日
- 04 咲の思い
- 更新日:2025年12月19日
其の八
其の九
其の十
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