バナー画像 お気に入り登録 応援する

文字の大きさ

6

ユウ現実の世界に戻ってきた。

ユウ

(なるほどな、本当に10億円あたちやっ

たんだ、しかし、10億円ねーなんか自

分を滅ぼしそうなお金だなー、うーん)

と真剣に考えた。

サーシヤ不安になりながら言う。

(まーなんにしてもさ、これでユウくん

は億万長者だね、いいなー、ところで

さ、ほんのすこしでいおから僕にも別

けてくれない、ユウくん、僕、欲しい

ものがいっぱいあるんだ、やっぱりダ

メかな)

それを聞いたユウはサーシヤに笑いな

がら言った。

ユウ

(なにいってんだよ、サーシヤ、10億円

も使いきれるわけないでしょ、宝くじ

の半分は君のものだよ)

と優しく言う。

サーシヤは動揺して、しばらくなにが

起きたのか分からなかった。2分くらい

すると、サーシヤは泣きながら言う。

(それ、本当、ユウくん、でも宝くじ当

てたのはユウくんだしさ)

ユウは優しそうな顔で言った。

(あのね、サーシヤ、お金があれば幸せ

が変えるって言われるけどそんなこと

はないと思うよ、だけどね、私にとっ

て君は一番大切な存在なんだ、だから

少しでもさ、本当に幸せになってほし

いんだよ、それにさ、所詮は当たった

お金だしね、君にはいつも助けてもら

ってるしさ、このお金は仲良く半分こ

にしょう、サーシヤ)

そういうとサーシヤは感極まって泣き

ながらユウの胸にしがみつくと言っ

た。

(うわーん、ありがとう、本当にありが

とう、ユウくん、本当はさ、僕ね、ユウ

くんに嫌われたかなって思ったんだ、

ありがとう、これでほしかったものが買

えるよ、今までずいぶん我慢してきた

から)

ユウはサーシヤの頭を優しく撫でた。

しおり