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8.5話 部長と飲み会での話

8.5-1「部長との接待ゴルフならぬ接待能力ファイトとか……」

俺はいつも通り会社の業務を終わらせて、さあ帰ろうかなと思っていた時
部長に話しかけられた。まさかいつものあれか……
「竹男君、今日も一杯付き合ってくれないか」
そうである個人的に俺との飲み会である。一対一のである。
どうしたもんか、普段なら4、5人で飲み会に行くのが定例なのに俺との場合二人だけで飲みに行くのが定例になっていた。

といっても最近からである。
俺の場合そんなに飲みに行くのがもともと好きではないのだが、部長がどうしてもと言うのでここ最近これで4回目である。

俺と部長は部長の行きつけの一杯飲み屋に向かった――


――ちょっと飲みすぎた頭が痛い、俺は酒は弱いので酒が頭に回る。
部長は楽しそうに飲んでいる。

部長が話を振ってくる。「竹男君は最近自分の打ち込めることは何か見つかったかね?」

俺は答える。「はい、見つかりましたよ」

「ほお~それは何かね、スポーツとかかい?」

俺は答える酒の勢いで声がでかくなる。
「それは決まってますよ!!能力ファイトですって……あ」

俺は我に返った。なぜならこれは社長にしか言ってない秘密である。
一応社長には能力ファイトの測定にいっていたことを報告する義務があるので俺は報告した。社長は素直におめでとうと社内メールでお祝いの言葉を一言くれた。
しかも臨時手当が出た一万円も……社内規定らしい。初めて知った。しかし社長から釘を刺された、メールで。「君が超能力者だと言うのは軽々しく社内のものにも言ってはならないよ、信頼してる親友でもだ、どこから漏れるか分からないからね。」と書かれていた。
どうしようか……口封じ出来る相手ではない……こうなったら賄賂でも渡すかと俺は財布に手をかけた瞬間、部長は驚きの一言を口にした。

「君も超能力者なのか!?驚いたよ全然そんなふうに見えなかったから、実は私もなんだよ」
部長が超能力者だって!?信じられないことを聞いて俺はそれほど酔ってないが酔ってるみたいにふらつきそうになる。俺は実は秘密だということを聞いてみると……

「ああ、社長がそう言ってたのか……それじゃあ私と竹男君との二人だけの秘密にしないといけないなあ~なんて別にそんなの建前だけどねあの社長のことだから君の心配をしてくれたんだろう」

「どうゆうことですか?俺の心配って何ですか部長?」

「社内で誰にも言うなと言うことは超能力者を快く思ってない社員もいるかもしれないからね……うちはそういう差別なんてないけど念のためにね」

「そういう事情もあるんですねえ~勉強になりました」

俺はそんな会話をしていたら部長とまた飲み直していた。
そして店を出て、酔い覚ましに二人で散歩していたらいつもの河川敷に来ていた。
部長は実は俺の家の近くに住んでいるらしい。なので俺ん家の地元で飲んでみた。
なんか俺より二つ下のお子さんが居るらしく最近能力者ファイターになるってうるさいらしい。
確かに能力はあるにはあるがまだレベル2なので無理無理と普通に就職しろと言い聞かせてるが、「私はあいつみたいに強いやつになりたいんだ」とか意味わからんこと言うらしいとプライベートなことを話す部長。完全に酔っていやがる、俺に話されても困りますよ~そして不意にこんな提案をされた。

「竹男君……私と能力ファイトしないか?」

「へっ…………ムリっす」

「即答ではないか……何故嫌なのかね理由を述べなさい」
上司口調に戻る部長理由を述べるとこうだ。

「部長を殴るなんてできません!!」
部長はそれを聞くと急に笑い出した。そしてこう言った。

「別にいいじゃないか、もうここは会社ではない。ただの河川敷だ、私と竹男君はただの一個人であり、能力者ファイターでもある。ならばファイトするしかないじゃないか!!」

部長はまだ酔っているのかノリノリで演説している。まるでどこかの政治家を真似するように。そして俺はなし崩しにファイトすることになった。部長と能力ファイトとは……いったいどんな能力なんだ?――


――俺は今逃げている。寒い夜空の中河川敷を全力疾走している。いつも以上に必死だ、潜在的恐怖が俺の中から湧き出る。なぜかって?
筋肉もりもりのおっさんが地面抉りながら進んで来たら普通は逃げますわ……

そうこれが部長の能力「筋肉重複化」(アームレスト・エクストラ)だ。自分でます説明していたよ「私は腕の筋肉を超強化できる何倍にもね」まさに怪人と呼べばいい感じに肥大化している腕が。人間じゃねえ……どこの化け物だよ。
レベルは3だと……4はあるだろこれ……

俺は逃げることに重点を置く。部長は「何故逃げるのかね~竹男君んんん~♪」と酔いながら闘っているだと……なんとものんきなおっさんだな部長は……

俺は部長の連続パンチを何とか回避し続けていた。その際地面が抉られる何度も。部長は上から叩きつけるように腕を振り上げては下しての繰り返しだった。
しかしもう3分は経つ。時間制10分勝負にしたのがいけなかったのか俺はなんともこのゴリラの腕みたいにでかくなった部長の筋肉に勝てそうにない……どうしたもんか。

俺はとりあえず隙をついて蹴りを入れてみる。腕で防がれる。ゲージは99.6パーセント!?
小数点だと……こんなこともあるのか……防御力も上がっていると言うわけか。いつもなら3パーセントは減るはずなのにこれでは何百回蹴ればいいんだよと思った。
そして部長は次の段階に成長した。はっ?成長?

「いくよ……竹男君……【ボクロム・アップ・ストロング】(硬質化する片腕)」
部長の右腕は更に筋肉に張りが出てきた。しかも腕全体の色がまるで鉄のように黒くなっている。これはいったい……

そして部長は突進してきた俺目がけて俺はかわすとそのかわした地面にクレーターが出来た、直径1メートルぐらいの。俺はいきなりのことなので回避が遅れた。
もう一つの黒くなっていない左腕が俺目がけて飛んでくる。

俺は直撃したその張りのある肥大化している左腕に。
凄い勢いで後ろに吹っ飛ばされる。俺は自分の体が砂利にすり減らされていた。
ゲージを見ると85パーセント筋肉マンの部長の一撃は強かった。そしてさらに攻撃を仕掛けてきた。持ち上げられたそして投げ飛ばされた。下は砂利だ。外傷は無いにしろ痛いことには変わりない。地面に叩きつけられた衝撃でゲージは75パーセントにまで減っていた。

俺はまた持ち上げられて投げられるその繰り返しだ。3回は投げられた。ゲージも43パーセントしかない。俺は体力の限界だった。
部長はボディービルダーのようにポーズをとっている。

「ヘイ、カモン竹男君!今度は君の番だよ。かかって来なさい」

そんなこといっても俺はもう体が動かない。
ボロボロだ、精神的にもだ。もうあの筋肉の鎧を突破するにはあの力を使うしかない
でもあれは相手の選手……部長に危険が訪れる技だ。どうすれば抑えて使えるんだ……
俺はまだあの謎の状態を意図的に引き出せないけどな……
しかしここでそれが来た……

ドクンッ……俺が別の何かに確かに変わるその瞬間がワカッタ。

俺は立ち上がる。そして力を今度は鳳凰丸の闘いの時に使った力の十分の一ぐらいの力を右手に込めた。
いっけええええええええええええええええええええええええええ

「【トウグチイ・コウセイケン】(最初からある拳の一撃)!」

俺は口から技名を叫んだ。意味はよく分からない……即興で考えたからな。
俺の右手は今度は禍々しくない普通の感じの獣の手に少し変化して見えていた。

そして俺は凄いスピードで部長に距離を縮めていた。そして筋肉の鎧を吹っ飛ばした。
部長は突然のことなので目を回していた。そして着地もミスる。ゴロゴロと砂利の道を転げ回る。そして部長はピクリとも動かない。あれ……やりすぎたか?
まだ部長のゲージは65パーセントも残っている。と言っても35パーセントも素手でゲージ削るとか強すぎだろ俺。獣みたいな手になっただけでだぞ。

なんか端末機がカウントしている気絶しているのかそこから10カウント以内に立ち上がれないと負けらしいのだ。残り3カウント……
しかし部長は目を覚ます……

部長は完全に眼が違う。怪人からいつもの仕事モードになっている。
部長はいったん筋肉の増強技を解く。
そしてこう言い放った。

「やるね~竹男君……まさか君が僕にこれほどの一撃を与えるなんて思わなかったよこれは僕の最大技を見せないといけないね」

そういって部長は力を貯めている。そして技名を叫んだ。

「【ブリアレオース・ドケイン・ストロンゲネス】(大いなる巨人の姿に似せた仮の巨人)」

部長は体が変化していた。姿にして全長3メートルはあろうである巨人になっていた。顔も部長の形とは違うものとなっていた。まるで怒りの表情だった。因みに服は破れてはいけない様に予め服を脱いでいたのでパンツ一丁である。
そして巨大な腕を振り上げている。そして俺に向かって近づいてくる。

「竹男君……どうだい、これが私の奥の手だよ……なんともみっともないだろ。こうでもしないと君に勝てそうもなかったからね」

「はははっ部長て何者ですか……こんな巨人に慣れるなんて聞いてないですよ」

「ただのレベル3の超能力者であり豊坂株式会社部長の八宮牧男(はちみやまきお)である!」
そう言ってかっこつけてドヤ顔する部長。部長の下の名前初めて知ったよ。
俺は全力で部長の心意気に答えるため手に少しだけ力を込める。
すると答えてくれたのか少しだけ手が巨大化した。

【マスノドハドン・ジャジョウショウ・タガニミ】(行ってはいけない境界線からの少しの巨大魔手)

また少しだけ禍々しくなった右手はそのまま異形なる化け物の巨大手になっていた。
そして部長の振り上げた右手と激突した――



8.5-2「最近会ったら誰か分からないことなんてよく有るよね」


――結果、俺たちは二人とも地に落ちていた。またもや引き分けである。
端末機にはほぼ同時にコンマ0.1秒と表示されていた同時に能力ファイト用の体力がゼロになっていた。部長も俺もすっかり元の状態になっていた。
部長は語りだした。

「いやねえ、最近娘がうるさくてねえ~ちょっとしたストレス解消だったわけなんだよ竹男君でね解消しようと思ってたんだよ」

「俺以外じゃ駄目だったんですか?」

「それが社内の超能力者は戦闘向きな奴がほとんどいなくてね前歓迎会の帰りに闘った新入社員の前田君はいい線いってたけど結局ボコボコにしちゃったんだ……そしたら三ヶ月もしないで退職届出されてしまってね……やりすぎちゃったんかな…」

「やりすぎですよ……俺でも必死でしたのに殺されるかと思いますよ部長の技は」

「安全装置のことを忘れてるだろ竹男君……まあ私もたまに忘れてしまうから手加減するんだけどね冷静な時は」

「部長はいつからこんな能力者に?」

「実は私は高校の時レスリング部に入っていてその時かね……当時はあまりにも強かったから巨人のまきちゃんと愛称がついていたぞ」

「……それで何があったんですか?聞かせて下さい部下として相談に乗りますよ」

「竹男君は鋭いね……実はうちの娘が最近プロの能力者ファイターになるって言うからなんだ……慣れないものになるんじゃないって言っても聞かなくて、確かにうちの娘も能力者なんだがレベルはまだ2でねとてもじゃないがプロなんて無理なんだよ……竹男君にも一回合わせてみたいんだよね、君と年は近いんだ18歳でね…」

「それは大変ですね大学にはいかないんですね……?勝手なことを聞きますが」

「それが超能力者専用の超能力大学に進学したいと言ってるんだ。普通の大学に超能力者用のカリキュラムが組み込まれた大学でな高校の能力科の延長線みたいなものだと思うのだが、最近できたばかりで怪しいから反対してる。どう思う竹男君?」

「俺には決断してもそれは部長の娘さんが決めることなんではないですか?俺にそんなこと聞いてもよく分かりませんし」

すると話の途中で部長の携帯電話が鳴る。どうぞと俺は譲る。

「なんだ、美月か……ちょっと竹男君と一緒に飲んできた帰りに河川敷を散歩していたところだ……すぐ帰るから母さんが心配してる?もうこんな時間なのか…わかったもう帰る」

電話を切る部長。どうやらもう10時10分を回っていた。河川敷で40分ぐらい時間を潰していた
能力ファイトも10分制にしたからその後の部長の人生相談に長々と時間を使っていたのか、散歩の時間が長かったのか

そんなことより俺も美知とゲームする約束は遅くなったので今日は無しだと美知にメールした。
美知は「まあしかたないなと」だけ返してきた。流石美知である察しがいい。
部長はもう帰りますけど俺が家まで送りましょうかと俺は部下らしく言ってみた。

「確か君の家と結構近いんだよね私の家とは」

「自分の家と言ってもアパートですけどね」

俺は部長を家まで送る途中に辺りを見回していた。確かにいつもの道とは違ったが意外と俺の住んでるアパートの近くだと感じた。たぶん15分ぐらいのとこにある。
ってここ俺が昔住んでいた家の近所じゃないか!?俺は気づいた小学六年生までこの辺りで暮らしていたことに。
あれ確かさっき美月とか言ってたよな……美月ってたしか……

俺は部長を家まで送りました。結構豪邸だった。部長はなんだかんだで稼ぎがいいみたいだ。
そして扉を開いた先には俺の会ったことのある少女がそこに立っていた。

「お父さんこんなに飲んで……ありがとうございます父をここまで送って下さり…………タケオ君??なんで!?」

「えっ!?誰ですか初めて会いましたが俺は部長の部下の竹谷竹男です」

「そうじゃなくて……小学生の時覚えてない?私よ、みっちゃんよ……タケオ君覚えてないの?」

「……………………みっちゃん!?マジで……みっちゃんなのか!?」

俺は小学生のことを思い出した。この瞬間に映像が一気に流れ込んできていた。
みっちゃんとは良く遊んでいた。みっちゃんは女の子とは思えない活発な所があり、いつも男子と遊んでいたがいつからか俺とも遊んでくれるようになった。

時にはドッチボールで一緒のチームになり、時にはサッカーで敵となり、
時にはジャングルジムで鬼ごっこしたり、時には近くの山に探検に行ったりと二人で遊んでもいた。

そしておれはそんな幸せな日々が毎日続くものだと思っていた。俺は小学6年生の夏に転校した。親の仕事の都合である。

みっちゃんはそのとき俺の家に来てくれたそしていっぱい引越しの手伝いをしてくれたし
そのとき一緒にゲームをした。

「みっちゃん……おれ転校するけど一生友達だから……忘れないでね」

「……友達だけど私はもっとタケオと一緒に居たかった……一緒の中学に行きたかった
……ううっ…悲しいよ……タケオ将来また会ったら……私と一生一緒にいてくれるか?」

「うん!いいよ!」

「やったー!タケオ大好きだー!俺の一生のダチっていうか……めおと……になってくれるなんて……」

「ん?みっちゃん最後のどういう意味?」

「なななんでもないよとにかくまた会ったら私と一生一緒になるっていう約束だからな」

「うん約束だよね」
そうして俺たちは指切りをした嘘ついたらハリセンボン飲ますまでの約束した。

俺は鮮明に記憶が戻ってきたので「じゃあそういうことで……」と逃げようとしたが
みっちゃんこと八宮美月(はちみやみつき)の眼は全てを思い出していたような眼をして俺に肉食獣の目つきで狙いを定めていた。
なお美月はあの時のような活発の欠片もない黒髪美少女に育っていた。
まつりさんより美人じゃないかなと俺は思った。しかも俺の好みだと思った。俺は年下趣味のはずではないはずなのに!?

「とにかくここで会ったが8年目……逃がさないからね私と一生一緒になる約束覚えてるよね?」

「なんのことでしょう……」

「あっ覚えてるわねその顔は、と言うわけで今日はうちに泊まりなさいタケオ」

「いえ……今日はもう遅いので……帰らせてもらいましょうか…」
本能的危険を感じる草食動物のように俺は脱兎のように逃げ出した。

しかし足を掴まれた。えっ?結構離れてるはずなのに。
そしてそれは美月の手から伸びている何かエネルギーで作られた鞭のようなものだった。
そして手繰り寄せられる。
そして問答無用で家に連れ込まれる。お母さんも挨拶してきた。美人だ俺の好みだ。
その時うちの嫁と不倫したら許さないていうかまた筋肉巨人で殴るよ殴りまくるよ的な部長の鋭い視線を感じたので直ぐに邪な思いは止めた。
そして部長は酔いがさめ始めているのかこんなことを話してきた。

「まさか、竹男君がうちの美月の幼馴染だなんて私は知らなかった……というのは嘘である。」

「えっ!?えーーー!?知ってたんですか俺がみっちゃんの幼馴染だと前から?」

「そりゃ父親だからね君が入社してきたときから知ってたよ。あえて美月には教えなかったがね」

美月が凄い視線で父親である部長を睨みつけながら発言する
「なんで教えてくれなかったの……お・父・さん!」

「そりゃ毎週手紙を書いていて会いたい会いたい会いたい会いたいとか会いたいばかりの内容の手紙を出そうとしてたことがあったからな流石にその内容はアカンだろと止めたけどな、確か先先週のことだったな。会ったら何するか分からない危険性があったからが主な理由だ」

美月は焦ったように否定する。
「そんなことないからそんな手紙出さないよ会ってもちょっと××なことしかしないから…竹男君だから嫌いにならないで……しくしく」
なんとも演技臭いこんな一面もあるのか……みっちゃんは俺がいない間に変わってしまった。

とりあえず中学のことは色々話した。美月は女子サッカー部に入ったらしい。高校は部活はやめて生徒会長を務めたらしい。すごいなと感心した。当時愛の告白を多分卒業まで100回ぐらい受けたらしいが「私には将来を約束した相手がいるので無理です!」と何度も振ったらしい。……それって誰のことでしょうか?

「あんたに決まってるじゃない!!」

「お前はエスパーか!何俺の心情に返答してるんだよ…美知じゃあるまいし」
ここで美知の名前を出したのは失敗だった。美月がへ~といった顔で不機嫌になった。

「誰その女の子……たぶんあんたより年下でしょうね…あってるでしょ?」

「なぜわかった!?やはりお前の能力はエスパーなのか!?」

「感よ……生徒会長になるほどの女よ私は……このくらい分からなくてどうするの?」
そんなわけあるかーと思ったが俺はすぐさま美知の誤解を解くために返答した。

「名前聞いただけで分かるのかよ……確かに美知は最近事情があって俺と友達の女の子だけど確か中学生だったかな?」

「ロリコンっ!」

「断じて違うから」
そうしてなんとか誤解を解いて?俺は今日は帰ることにした。また遊びに来いよと部長は行ってたが、なんか美月が昔と違うのはどうしてなんかね?なんかしつこくなってるし……

そりゃ当時は俺もいつも一緒にいての意味が分からないのは小学生だから当然なわけだし。
仕方ないだろ覚えてたよでもね~今更そんな約束……
俺は悩んでいた。帰り道の途中美月との今後をどういう風に付き合えばいいのかに……

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