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第5話 僕は漢の為に頑張るよ! (25)

「……ん? 貂蝉や姫達二人が儂に何を訪ねているのか良くは解らん? ……儂と呂布姉の二人が、何の宝を独占したと、皆は申しているのじゃ?」

 不思議そうな顔をしながら閣下は、三人に述べると。直ぐに僕の横にいる、呂布ママに「なあ、呂布姉よ? 儂らは何も独占等していないから、皆が何を述べているのか全然解らんよの?」と、尋ね始めると。

「う~ん、私も全然解らん……」と、横にいる呂布ママは腕を組み悩み始めたよ。
 僕はね、そんな様子のママを見ながらね、「呂布ママ、ちょっと良いかな?」と、尋ねたら。
「うん、なぁ~に、あなたぁ~?」と、言葉が返ってきたし。僕が声を掛けた事で、腕を組み悩んでいたのをやめてね、慌てて抱き着いて甘えてきたよ。取り敢えずは、笑顔を見せだしたから安心をしたんだよ。とにかくさ、これ以上、家臣内(身内)で、揉めるのは良くないと思うし。最初に閣下から僕がお願いをされた。
『家族の和を保って欲しい!』というのは、家臣内のトラブルを未然に防いで欲しいという事だと思うんだよ。
 実際史実でも、(うち)の呂布ママは胡軫と不仲で孫堅を討ち損じて敗北(陽人の戦い)してしまいこの後不利が続き、洛陽を焦土させて──長安へと遷都するといった下策に出てしまって、更に悪名を高めてしまう筈なんだよね。


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