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文字の大きさ

■「人物の名前」の付け方

人物の名前は、かわいい女の子にはかわいい名前、強そうな大男には強そうな名前と、耳にした感覚で決めてしまいそうですが、小説の名前の付け方には、「覚えやすさ」「わかりやすさ」が大事な要素になります。


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■避けた方が良い名前の付け方

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●文字数は同じにしない方が良い

同じ文字数の名前ばかりになってしまうと、パっと見た時にすぐに判断できない事があります。

○クレア
○アルマ
○カミラ

人間の脳はいい加減なもので、文字が間違っていても脳が勝手に修正して理解させてしまう事があります。


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以下の文字をパっと見で読んでみてください。

「コノ度ハ、ゴ招待イタダキマシテ、アリガウトゴザマイス!」


何かあるなと注意深く読んだ人は引っかからなかったと思いますが、素直にパっと見で読んだ人は、最後の「アリガウトゴザマイス」を「アリガトウゴザイマス」と読みませんでしたか?


このように、カタカナ3文字など、同じような形の文字は頭の中で混ざってしまいやすい傾向があります。


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●似た名前は付けない方が良い

似た名前をつけてしまうと、人物の名前を間違えて覚えてしまいやすくなります。

「リッカ」
「ルッカ」
「ラッカ」

ただし、双子など「二人で一人」のような人物の場合は、似た名前にする事で統一性を出す事ができます。


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●難しい名前にしすぎない方が良い

漫画の場合は、読み仮名が付いているので問題ありませんが、小説の場合は、初回に出てきた後は読み仮名が付かない事がよくあります。

忘れてしまった場合、「なんて読むんだっけ?」と最初まで戻らないといけなくなります。


○防波亭 手寅 (ぼうはてい てとら)
○蕪羅亭 魔梨威 (ぶらてい まりい)
○暗落亭 苦来 (あんらくてい くくる)

ちなみに、この名前は、漫画「じょしらく」のキャラクターの名前です。


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●名前がひらがなの場合は、最後に来る文字を「てにおは」と同じにしない方が良い

名前と文章の境目があいまいになってしまいます。


○このは「このははがんばった」

○ことの「ことのの学校」

○いくと「いくとと遊んだ」


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●「人物の国籍」と「名前の国籍」が、明らかに違う名前にはしない方が良い

日本人だが、「シンディー」
アメリカ人だが、「タケシ」

など、実際には「日本人でシンディー」「アメリカ人でタケシ」もいると思いますが、ストーリー上で使用する思惑でもなければ使わない方が良いでしょう。

生粋の日本人の設定なのに、読者に「実はハーフなのかも」と余計な詮索をさせてしまう事になります。


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●漢字と読み方が違いすぎる名前にはしない方が良い

キラキラネームというものがありますが、漢字と読み方で、2つの名前を覚えなければならなくなり、名前が出てくる度に読み方があっているか気になり、スムーズに読み進められなくなってしまいます。


○姫星(きてぃ)
○皇帝(しいざあ)
○希空(のあ)
○大海(おーしゃん)
○一心(ぴゅあ)

しおり