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第4話 人魚の姫さま日本に! (13)

これってさ、どう考えても、一般常識では妻が、夫呼ぶときの台詞だよね、『あなたと旦那様は……』と、思うと僕は『あれ? もしかして?』となって、心が『ウキウキ』と高鳴るし。脳内はお花畑で『なんてぇ、ええええええええええええええええええええええええええええええええええっ! 幸せ者なのだぁ、あああああああああああああああああああああああああああああああっ!』と、声を大にして叫びたいけれど違うと嫌だから、皆には悪いけれど。僕個人の妄想だけで我慢しておくね。

『……はぁ……』と、溜息漏らした後は、ちゃんと我に返って。「もう、お二人は、夜の食事の方は済まされました?」と、尋ねたの。それもさ、二人に愛嬌を振りまいて……。だってさ、気に利く優しい男を二人にアピールをしないといけないでしょ?

僕は下心丸出しなんだから。

特にさ、ここでどちらかの人魚の姫様をお嫁に出来たら。僕の置かれている立場は余り良くはないけれど。夫婦でこの難題と日本の不況に立ち向かい──そして生きていく事が可能だと思うし。

それこそさ、妻やいつか生まれる子供の為にも家の会社を立て直し大きくしてやるんだと気力も沸いてくる。

それに本家の借金返済も僕が何とかしてやると心から思うし、必ず出来ると思うのだ。

それぐらいの気力が湧いてくる程に、日本の室内灯の明るい室内で見れば、見る程──二人の人魚姫は、見惚れる程に美しいんだよ。

本当に、本当だから……『夜も寝かせないよ』と、思うくらい。(キャ~!)

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