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第4話 これがゲームの世界? (16)

『スハスハスハ……ん? うぐぅ……。ううう……。はあぁ~、はあぁ~、はあぁ~、……』

 やっ、やばいよ……。閣下のモフモフちゃんが、僕の鼻の穴の中を擽るよ。だからどうしようか?

 クッ、クシャミが出そうだよ。

 う~ん、今ここでクシャミを出したら、僕の背に張り付いている女性に僕がシーツの中にいる事がばれてしまうから、不味いとは思うけれど。でもね、その代わりに、閣下がビックリして、直ぐに起きてくれる可能性もあるから。これに賭けてみるしかないような気もするよ。

 だってこのままだと、早かれ遅かれ僕は、後ろにいる女性にばれてしまうと思うから。ここは潔く発射をするね。

「はっくしょ、ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉん!」

 するとさ、クシャミを終えると、同時ぐらいに、僕の背に肢体《からだ》を擦り付けてきて『閣下~、閣下~』と、甘えていた女性──急に体が『ピクリ』と、動きが止まった気がする。

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