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第4話 これがゲームの世界? (3)

でもまあ、誰だって、多少はビックリするよね?

 董卓閣下と言えば──中年太りのオジサンで閻魔大王みたいなイメージがあるから。本当にビックリするよ。

 僕の目の前にいるのは、閻魔大王ではなくて……。

 う~ん、僕の閣下(ママ)は、可愛い八重歯があるし、黒の衣装や下着も身に着けていたから。見ようによっては子閻魔様に見えない事もないかな?

 でもね、やっぱりどう見ても、董卓閣下とは似ても似つかない僕の奥さんは。
 だから再度、僕の彼女に問い掛けてみた。

「うっ、うそでしょ? 董卓というのは?」
「いいや、嘘ではないぞ、だから儂の事を董卓と呼んで別に構わんぞ?」

 やっぱり、再度問い掛けて『儂は董卓だ!』と、奥様述べてくるんだよ。
 だから僕は少しばかり困った顔をし始めたよ。だって三國志の世界や後漢の史実の中でも極悪非道で悪役の丞相閣下なのだよ。

 そんな歴史に残る人物を僕は、妾だから彼女なのかな?

 でも僕的には、日本式で行くから、奥様にしてしまったよ。

 だから背筋が凍るし、冷や汗も流れてきた──でもね、閣下は、そんな僕の様子がおかしいのか?

『クスクス』と、微笑しながら甘えてくるの、『もうお前は儂のモノで逃げれはしないし。お前自身も儂と唇を重ねた事で、この電子の世界にきてしまったから。今更儂を捨てて逃げる事も出来ぬであろうが』と、でも述べたい素振りで、『クスクス』と只ひたすら甘えて来ては、身体を擦り付け匂いをつけてくるし。先程のように、もう儂のモノだと主張してくるから、僕は本当にどうしようと思う?

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