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第3話 丞相閣下からの誘い? (25)

すると、ダークエルフの少女は、僕の耳に甘噛みして甘えながら、「う~ん、儂の名はな……?」と答えてきた。

 それにどうも、僕と彼女とのキスが、日本と電子の世界を結ぶゲートの鍵みたいだから。僕達二人は唇を重ねたまま、異世界(電子の世界)に着いてしまったよ。

 それに場所は何処だか分からないが、着いた場所は彼女の部屋なのかな?

 だって映画やアニメで見たことがあるような、中華風の広いお部屋でね。これまた、この部屋にお似合いのような、大きな中華風のベッドの上に、僕達二人は都合よく現れた訳なんだよ。

 だから勢いもあるというか?

 この場の雰囲気も手伝ってくれている訳だから。彼女が中々僕の唇を離してくれないし、寄り添い甘えてもくるんだよ。

 僕も男だから彼女を『ギュッ』と抱きしめた。だって僕に甘えてくる少女は僕の奥様(ママ)になる人だから。

 まあ、そんな、理由(わけ)もあるから、僕は中々……。彼女の小さくて可愛い薄いピンク色した唇から、名前を聞く事が出来ないよ(笑)

 まあ、僕達二人が中々唇を離さないのがいけないのだけど。僕もね、男だし奥様(ママ)に甘えたいから。中々踏ん切りがつかないの。でもね、後ろ髪を引かれる想いを断ち切って、奥様(ママ)から強引に唇を離し──その後は奥様(ママ)に対して薄ら笑いを浮かべながら。意地悪な口調で、奥様(ママ)に「名前は、なぁ~に?」と、甘え声で尋ねた。

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