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第3話 丞相閣下からの誘い? (24)

「「…………」」

「ふぅ……。異性との口づけは、儂も初めてだが良いものだな?」
「うっ、うん……。僕はキスは初めてだから、良くは分からないけれど……。でも、心の中が温かくなった気がするよ」

 これがね僕のファーストキスだったんだよ。本当に無我夢中でしたからね。
 その時のキスの味は全然解らなかったよ。
 でもね、僕の心の中はとても温かくなって心が本当に安らいだ。

 それにさ、彼女の事が本当に愛おしと思うし、大事にしたいと思うよ。一生掛けてこの愛おしい、僕の(モノ)を守りたいとも思った。

 すると彼女が、優しく僕に微笑みながら「そうか……」と、述べてくれたから。
「うん」とだけ答えて、又彼女の薄ピンク色した唇に、僕の唇を重ねて大人達のような深くて味わいのあるキスを今度は長々と続けたよ……

 その後は、う~ん、どれぐらい、続けたかな?

 時が止まっていたような、気がする錯覚に落ちていた僕だから良くは解らないけれど?

 自然と……。何故か上手く同時にお互いが唇を離し目を開けた……。

 すると僕の口から自然と出る言葉は。
「それはそうと、君からまだ名前を聞いていなかったね?」
 と、彼女に優しく問いかけたよ。
「儂の名か?」
「うん、そうだよ、教えておくれ……」

 僕は彼女の胸元に、頬を当て──擦り込みしながら尋ねたよ。

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