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第2話 出会い! (18)

「貴方、人魚の種族の姫に向かって、人魚ではないとはどう言うことですか? 無礼極まりない……それにここは何処ですか? 辺りが真っ暗闇で、良く確認が取れないのですが?」

う~ん、生意気にも、人魚の姫だと言い切る、|物の怪《・》の彼女──相変わらず僕にブツブツと文句を言いながら、火の玉を使用しながら辺りを確認しているよ。

……ん? あれ?

今ね、火の玉のお陰で、今度はちゃんと|物の怪《・》の……ではなくて、人魚の姫様の顔をがちゃんと写しだされた。先程から自分自身が、人魚の姫であると、豪語していたけれど……まさに人魚の姫様だと、本人が述べても申し分ない程の美しいお顔が映しだされた。

だから僕は、尻餅を付いたままだけど、彼女を目で見入りながら追いかけた──只今横を向きながら、火の玉で辺り照らして確認をしているようだね。

またその横顔がとても美しいんだ──僕が今度は、ちびるどころではなくて、彼女に見惚れる時間帯が増えてきだしたよ。

あああ、どうしよう……僕は|物の怪《・》の人魚姫に、一目惚れしたのかも知れない?
だってお姫様、本当にファンタジーで容姿で、お顔の両方に笹耳が? って……あれ? エルフの笹耳とは違うね?

……ん? う~ん、どちらかと言えば、エルフの大きな笹耳は左右に、外に向けて張り出してる気がするけれど?

人魚の姫だと述べる彼女の耳は、魚の左右にある鰭のように後ろに、ツゥ~ンと、伸びているね。

だから見方によれば、人魚の姫様だと述べてる彼女の耳の方が、僕的には格好良い気がするし、好みだなと思うぐらいだよ。

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