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第1話 プロローグ (5)

その後は家に引きこもり、隠れた。だってもうどうしたら良いか分からないよ。だから僕は、死をも覚悟した。

特にここ数日は、電話の音が耳から離れないから、睡眠薬も大量に服用もしたよ。全然眠れないし。もうほとんど、ノイローゼ気味だと思うんだ?

……で、でもね、我が家には僕しかいないから、誰も病院に行けよと述べてはくれないの、だから症状が悪化してる事に自分自身では、全く気づかない訳だから。だって、僕自身は正常だと思っているの、食事も一日一食程度ぐらいしかしていないし。部屋も食い散らかしで汚れたままなのに……そんな状態でも正常だと思っているから、本当に凄い事だと後で思ったよ。

でもね、そんな僕も、あれから数日も経つと。今度はね、一人でいる事がもう我慢できなくなり、とうとう、死を覚悟した!

……もう、僕は、本当に楽になりたいんだよ。

まあ、最後の心残りと言えば、結婚して、淡い新婚生活を味わってみたかったな……

でも、もう今更悔やんでも仕方がないから、夜辺りが静まり返ると。会社件僕の家から。そぉ~っと、そぉ~っと、抜け出た──それでうちの裏山へと向かったのだ。

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