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最悪の結末

よしみは気が狂いそうになりながらあとざすった。

ベルゼバブはそんなよしみを残酷な目で見つめていた。

よしみはよろよろとしながら立ち上がり逃げ出すために階段を上がった。

ベルゼバブはニヤリとしながら立ちすくんでいた。

よしみは最後の力をふりしぼり階段を上がる。

よしみは思った。

(いゃだ、いゃだ、死にたくない、死にたくない、地獄に落ちるなんてごめんだ······)

よしみは階段を3階上がると、ゼイ、ゼイ、ゼイ、ハアッ、ハアッ、ハアッといいながらその場にうずくまった。

これからあの恐ろしい化け物に殺されるのかと思うと、全身を震わせながら、恐怖でおののいた。

思わずオシッコを漏らしてしまった。

いやらしい液体が混ざったオシッコはザーと大量に出た。

よしみが漏らし終えると、下の階段から、カン、カン、カンと足音が聴こえる。

よしみは顔を歪ませながらまた、階段を上がった。

下から大声で声が聞こえた。

(ハッ、ハッ、ハッ、よしみよ、そんなに階段を上がるのが遅いとすぐに追いつくぞ
もっとガンバレ)

よしみは心の中で悲鳴をあげながら階段を上がった。

そして、ついに屋上に着いた。

不気味な風景が広がり、生暖かい風が吹いていた。

よしみはどこかに隠れる場所はないかと必死になって探したが、どこにもなかった。

すると、階段を上がる音がちかずいてきた。

よしみは心の底から懺悔すると、神に祈った。

しかし、何も起きなかった。

よしみが泣いて倒れていると、ついにベルゼバブは屋上に上がってきた。

よしみは(ヒィ)と叫ぶ。

ベルゼバブは冷酷な目をしながらよしみを眺めた。

そして、ゆっくりと近づく。

よしみは叫ぶ。

(お願い、お願いだから殺さないで、私、何でもするから)

ベルゼバブは顎をしやくりながら面白そうに言う。

(それは、無理だな、よしみよ、我と汝は契約したのだ
お前は死んで地獄へと落ちるな)

よしみは言う。

(そっ、そんなの絶対ヤダ、助けて、誰か助けて、神様)

ベルゼバブは言う。
(ふむ、神か、こんな)

と絶望的なことを言った。

ベルゼバブはとうとうよしみの前に来ると、しゃがんで右手でよしみの首をグイとつかんだ。

立ち上がると、よしみは吊るされた。

よしみは言う。

(苦しい、苦しいよ、ヤダ、やめて)

ベルゼバブ

(では、去らばだ、よしみよ、地獄で会おうぞ)

そう言うと、ぐしゃりという音と共によしみの首はへし折られた。

ベルゼバブはよしみを屋上から投げ捨てる。

ぐしゃりという音が聞こえた。

満足すると、ベルゼバブは闇の中へと消え去って言った。

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